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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

振り幅は自分の感覚を信じて

2014年10月30日 紙面から

 先週に続いて、今週も距離の打ち分けをレッスンしましょう。先週は30ヤード、40ヤード、50ヤードでした。次はもっと難易度を上げて50、60、70ヤードを打ち分ける方法です。

意外に多い勘違い

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 同じ力感で常に振れるようになったら、あとは振り幅を決めれば、思った距離が打てるようになります。わたしの場合なら、腕の位置が9時まで上がったら、そこをトップにして、ダウンに入り、インパクト、両腕をたたみ、グリップがターゲット方向を向くまで振り切って50ヤードになります。トップの位置をもう少し高くすれば、距離はその分だけ伸びますし、フィニッシュの位置を低くすれば、距離を抑えることができます。振り幅を一定にすることさえできれば、距離の打ち分けはそれほど難しいことではありません。注意してほしいのは、この時の振り幅とは、トップからクラブを止める位置までを指します。アマチュアゴルファーの方は振り幅をトップからボールをインパクトするまでと、勘違いされている人がいらっしゃいます。だからトップの位置だけで振り幅を調整しようとしていますが、それは違います。トップが同じでも、クラブを止める位置でボールの飛距離は相当に変わりますから。

基本ボール真ん中

 ボールの位置はスタンスの真ん中。体を回しやすくするために、左足のつま先を少し開くといいでしょう。スタンスの幅は肩幅よりもややせまくします。これがアプローチでの距離の打ち分けの基本です。

 振り幅は、人ぞれぞれです。スイングスピードや筋肉量、関節の柔軟性などによって同じ振り幅でも、距離は相当に変わります。本に書いてあるから、何時から何時までで何ヤードに違いないと思い込まないでください。それよりも自分の中で、この振り幅なら何ヤードというものさしをちゃんと持つことのほうが大切です。本に書いてある知識にとらわれすぎると、緊迫した場面で自分を信じられなくなります。しっかりと練習で、自分の中の基準を持ってください。

まずは力感を体得

 もう1つ、距離の打ち分けで、最もしてはいけないことは、振り幅を同じにして、力感で距離を調整することです。確かに9時から3時までの振り幅で50ヤードでも60ヤードでも打つことは可能です。ただし、この腕の力に頼る力任せな打ち方では距離も方向も安定しません。左右にぶれ、ショートもオーバーも出ます。まずは基本となる振り幅で距離を調整できるようしてください。

◆今週の宿題

狙った距離を確実に打とう

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 力感をそろえて、50ヤードの振り幅を自分の中で持つようにしてください。振り幅は人ぞれぞれで構いません。ただし、常に一定の振り幅で一定の距離を打つことを心がけること。スタンスは肩幅より狭く取り、ボールの位置は真ん中。左のつま先を少し開いて、体を回しやすくする。これで50ヤードが打てるようになれば、いろんな応用も効きます。

 たとえば強いボールを打って、ランを少し出したい時は、ボールの位置を右足寄りに置いて、クラブヘッドをインサイドから出るように振ります。その時のスタンスは左脚を少し前に出してクローズドにするといいでしょう。

 逆にボールを左足のかかとの延長線に置けば、クラブヘッドはアウトサイドからインに出る、いわゆるカットに入ってきて、フェード回転になり、ボールを止めやすくなります。この時のスタンスは左脚を少し引いたオープンにしてください。基本の50ヤードができたら、こんな応用もできます。

◆宿題やってみました

ボール位置に違和感覚え…

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 ゴルフ歴30年、スコアはその約3倍。中日スポーツ編集委員の高野行正が宿題に挑戦しました。50、60、70ヤードのアプローチを打ち分けるテーマに思った以上の悪戦苦闘、完敗でした。

 アプローチでは基本的にサンドウエッジを使います。ボールはほぼ中央に置き、グリップは短めで9時(左腕が地面と平行)〜3時(右腕が地面と平行)の振り幅で距離は約60ヤードでした。

 問題はそこから。ボールを右足の前に置けばドロー回転となって距離が伸びるはずでしたが、パンチショット気味になり距離が安定しません。続いてボールを左足の前に移し、フェード回転でランが出ない打ち方を試みましたが、今度は左への引っかけが多く方向性がぶれてしまいました。

 これまで50、60、70ヤードは握りの長短と振り幅の調整で距離を打ち分けてきました。今回は振り幅は一定でも、不慣れなボール位置への違和感を克服できないままでした。技術不足を痛感。もっと練習しなければ…。

 内藤「まず最初に。腕の位置が9時から3時までの振り幅で60ヤードは飛ばないはずです。距離を出そうとして、自分が思っている以上にスイングが大きくなっているか、力み返って振っているかのどちらかですね。本当に9時から3時なら、力のある男性でも30ヤード程度の距離になります。自分の60ヤードがどれだけの振り幅になっているかを知ることが大切です。その上でボール位置を変えての振り分けですが、ボール位置だけじゃなく、スタンスもちゃんと変えていますか? ボールを右脚寄りにするのなら少しクローズドに、左脚寄りにするのならオープンに構えて振ってみてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの45歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

ラウンド前にグリーンを確認 パット距離感でスコア変わる

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 スコアメークのポイントはアプローチとパットです。私はラウンドする前は練習グリーンでパットの距離感を把握することを心がけています。グリーン上でのボールの転がり具合は、ゴルフ場によって速かったり重かったりとまちまちな上、その日の天候によっても違ってきます。まず自分が1番やりやすい振り幅でパットを繰り返し、ボールが転がる距離を確実に歩測してチェックしておくことです。

 スタートしてグリーンに乗ったら、練習場で得た距離感をもとに、残っているラインが上りか下りか、順目か逆目かによってパットの強弱を調整するだけです。自分のパットの距離感をつかんでおくことが大切です。

 堀内健(東名古屋CC、ハンディ14。愛知県刈谷市。62歳)

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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