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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

小さな振りでしっかり転がる ユーティリティーウッド寄せで結構使えます

2014年10月16日 紙面から

 今週のレッスンは、日本ではあまり見かけない、ユーティリティーウッドを使ったアプローチです。日本では珍しくても、欧米では非常にポピュラーで一般的なアプローチショットです。それだけ簡単で、応用範囲が広い寄せ方という言い方ができます。

ミス少ない

 このアプローチショットは、ぜひ覚えておいてください。とても簡単で、しかも応用範囲が広いので、あしたのラウンドから使えます。本当におすすめの寄せです。

 まず、9番や8番との違いは、振り幅。これはパットのように短いストロークで振ることができるから、ミスヒットが少ないのです。そしてスピンがアイアン以上に効かないから、小さな振り幅でちゃんと転がってくれます。

 このアプローチが有効な状況は、先週レッスンしたアイアンでのアプローチと同じです。グリーンをショートして、手前の花道からピンまで長い距離を転がさなければいけない場合。グリーンの左右をはずして砲台の斜面にワンクッション、ツークッションして転がしたケース。いずれもアイアンよりも簡単に打てます。グリーン周りのラフからだって、ライ(ボールがある地面の状況)次第では打てます。特に芝が枯れ始めて薄くなるこれからの季節にぴったりです。

ユーティリティウッドによるアプローチは手首の角度を固定して、パターのように振ればOK!!→これくらいの振り幅で30ヤードくらいは転がってくれる→ソールを滑らせるようにインパクト→インパクト後も手首の角度は固定して、左手甲を折らない→フィニッシュ。体は回転させていく

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 打ち方は、まずクラブを短く持ちます。スタンスは狭く、両脚は並行にして、少しだけオープンに構えてください。ボールの位置は両足の間くらいがいいでしょう。ハンドファーストに構えて、ロフトを少し立ててください。あとはロングパットの要領で転がします。ヘッドの重みを生かしながら、落としてやるだけでいいのです。ポンと落として、それでおしまい。ユーティリティーは、パターやウエッジよりシャフトが長いため、よりしなりが大きく、ロフトも立っているために、ボールに推進力がつき、よく転がります。

強さ要注意

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 このアプローチで唯一、気をつけなければならないのは、ピンをオーバーするような強さで打たないようにすること。パターと同じように、インパクトから左の手首を甲側に折らないでください。どこまでもパターに近い感覚で振ることがコツです。

 アイアンに比べるとソールがぶ厚いから、ダフったりする危険があまりありません。ロフトが立っているから、地面を滑らせてやればボールをクラブフェースがひろってくれるから、トップにもなりにくいのです。

 機会を見つけて米国のツアーや国内のツアーをテレビで見てください。プロゴルファーも結構、使ってます。女性でも、ジュニアでも、シニアでも、シングルの腕前でも、アベレージでも、みんなが使えるアプローチがユーティリティーです。

◆今週の宿題

練習場で距離感確かめる

 宿題「ユーティリティーウッドを使って、転がしのアプローチを打ってみる」。練習場で実際に打ってみてください。ターゲットを決めて、それに向かって打ってみる。パターのように手首の角度を固め、腕で振らないこと。アドレスでつくった右腕と左腕の三角形を崩さないように、ショルダーストロークで振ります。どれくらいの強さで振ると、どれくらい転がるか。それを練習場で確かめるのがいいでしょう。練習場で実戦感覚を磨いてください。

◆宿題やってみました

目からうろこのウッドアプローチ 方向性安定感に驚いた

アプローチが苦手な高野編集委員も、これならちゃんと寄りました

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 中日スポーツ編集委員の高野行正が今週の宿題に挑戦してみました。これまでアプローチはウエッジかショートアイアンが定番で、ユーティリティーは初めて使用しましたが、結論から言えば大いに納得。目からうろこが落ちる思いでした。

 使ったのは6番(28度)です。グリップは短く握り、ハンドファーストでロフト角を立て、左手首を折らないことを心がけました。時計の午前8時から午後4時のイメージでスイングすると、打球は数10センチの高さで飛び出し、練習場の長い芝でも30ヤード以上まで転がりました。スイング幅が小さいのでミスヒットが少なく、何といっても方向性が安定してくれたのが収穫でした。

 距離感をつかめれば打ち上げのアプローチや、ピンが奥に切ってある2段グリーンなどで威力を発揮しそうだとイメージが広がります。セルフプレーでは、ユーティリティーをウエッジといっしょに持っていった方がいいですね。

応用効いて冬芝などに最適

 内藤「そうなんです、高野さん。このユーティリティーによるアプローチはプロ、女性、シニア、男性、ジュニアなど、あらゆる層のゴルファーが使えるものなのです。パターだと距離感がつかめない距離でも、これなら振り幅は小さくてすむし、転がりもいい。2段グリーンや、ピンまでの距離の長いアプローチだけじゃなく、いろんな応用が効きますよ。芝が枯れ始める、これからの季節には特に有効です。ぜひ、試してみてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都 杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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