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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

力まずパットと同じ振り 花道からの寄せに最適!!

2014年10月9日 紙面から

 今週はアイアンを使ったアプローチです。冬の芝で薄くなってしまっているライから転がす時に便利な技ですね。これからの季節、覚えておくと有効なアプローチになると思います。

<1>アドレスでつくった三角形を崩さず手首を固定する<2>落としどころだけに集中してアドレスの位置にヘッドを戻してやる<3>インパクトからも手首の角度を変えずそのまま押し出していく<4>体重移動はしないが、体の回転は大切<5>フィニッシュでは、アプローチでもちゃんと打ち出したい方向と正対するのが望ましい

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アプローチは重要な技

状況考えてクラブ選択

 まず、8番や9番アイアンによる転がしのアプローチが有効な状況を考えてみましょう。グリーンまでの花道で、ピンが上りの奥にある場合、スピンがかかり過ぎて途中で止まってしまうウエッジによるアプローチよりも、転がした方がピンに寄る可能性が高くなります。またグリーン横にはずしてしまった場合もあります。砲台グリーンで直接グリーンに乗せるには距離感を出すのが難しい場合、土手にワンクッション、ツークッションさせてからグリーンに乗せたいですよね。その場合、スピンがかかり過ぎて土手で弾んでも、グリーンに届かない可能性のあるウエッジよりも、強い球が打てるアイアンによる転がしが有効になります。

 以上がアイアンによる転がしが有効な状況です。アマチュアの方でよく見かけるのが、「とにかくグリーン周りは9番アイアン(または8番アイアン)」とかたくなに決めてしまっているパターン。だからグリーン奥の下りのラインに球があるにもかかわらず、9番アイアンで打って、ピンを大オーバーなんて失敗をしてしまったりします。アプローチの成否は、まずどんな状況かを考え、その上で打ち方を選択することにあります。これが実はすごく重要なカギを握っているのです。

つま先は左に

 打ち方のコツはパターのようにクラブを使うことです。スタンスは肩幅よりさらに狭く、平行になっている右足と左足がちょっとだけ開いているくらいな感じです。つま先は両足とも左を向けて、少し体を開いてください。ボールの位置は右足のつま先の前。短く持って、グリップの位置は体の真ん中。そのまま手首を固めて振れば、スピンがかからず少し浮いた後、転がってくれます。転がして寄せるわけだから、ダウンブローに打たなくてもいいのです。クラブヘッドが地面と平行になるように振って、ボールをインパクトしていく。パットのように肩のストロークで振ります。体の回転はちゃんと使ってください。右腕と左腕でつくった三角形はアドレスからフィニッシュまで崩さないこと。特にインパクトから左手の甲が折れてしまう人をよく見かけます。最後まで角度は維持してください。

腕振りはダメ

 このアプローチでもっとも大切なのは距離感を出すこと。この距離感を出すためには、腕を使わないことです。パットのように肩で振ることを意識して、体を回していきます。腕で振っているうちは、振るたびにスイングスピードが速くなったり、ゆっくりになったり異なります。だから同じ振り幅でも、距離が打つたびに変わってしまうのです。腕ではなく、肩でパターのように振ってください。

◆今週の宿題

腕の三角形絶対に崩さない

 宿題「転がしのアプローチを打ってみる」コツは手首を固め、腕で振らないこと。アドレスでつくった右腕と左腕の三角形を崩さないように、ショルダーストロークで、振る。これができれば、ストロークの速さが一定して、振り幅で距離感が出せるようになる。手首の角度を変えずに、パットのように振ってみる。

◆宿題やってみました

「アチャ〜右肘引けてるし、体回ってない」

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 今週の「宿題やってみました」は、「モーニング娘。’14」の生田衣梨奈と、最近、このレッスンでメキメキ腕を上げ、テング気味の編集・青山が担当します。

 生田「このアプローチが私的には一番、合ってるみたい。転がしはいつも使っているから、気分も楽。でもやっぱり距離感。オーバーを怖がると、今度はぜんぜんショートしちゃったり。これも右肘を少し曲げると、ボールへの当たりが少し柔らかくなる感じがしました」

 青山「確かに、この転がしは割と簡単と思ったけど、連続写真を見ると、ひどいものだね、われながら。トップで右肘が引けてるし、インパクト以降で体がまったく回転していない。左手の甲が折れてしまっている。手首の角度の維持って、言葉では簡単だし、できてるつもりだけど、実はまったくできていない。写真を見ると、内藤コーチとの違いにがくぜんとする。手首の角度の維持って、どうすればできるのでしょうか」

ぜひ片腕スイング試して

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 内藤「そうなんです、青山さん。だいたいわたしが見ているゴルファーの99%が、できているつもりで、実はできていないんです。それがわかっただけで進歩です。手首の角度を維持するためには、片腕スイングが有効です。右腕一本、左腕一本でアプローチできるように練習してください。右腕のスイングでは右脇を空けないことと、テークバックでつくった右手首のコックを最後まで維持すること。左腕一本のスイングでは腕とクラブのシャフトが一直線になるように構えて、それを維持するように振ってください。この練習、生田さんもぜひ、試してみてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9年)7月7日生まれの17歳。福岡県出身。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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