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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

ピッチアンドラン 軽く上げて転がす 落としどころ考えて難しいパット残さない

2014年10月2日 紙面から

 今週から転がしのアプローチに入ります。まずは、アプローチの基本であるピッチアンドランですね。いろいろな打ち方がありますが、まずは基本的なものをレッスンしていきましょう。

ボールは右足小指の前あたり。グリップは左股関節前にして、ハンドファースト→手首はロックして角度を変えない→ウエッジならスピンが効くから転がりすぎる心配が少ない→ボールの手前にソールを落として滑らせる→インパクト後も手首の角度は変わっていない→ヘッドをターゲット方向に出す→フィニッシュ

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ミスをなくす保険

 いわゆるピッチアンドランとは、打ち出しでボールを少し上げて、その後、転がして寄せていくアプローチです。少し上げて転がすのですから、いろいろなクラブの選択肢があります。9番アイアンでも、ピッチングウエッジでもアプローチウエッジでも、上げて転がすことができます。

 わたしは、サンドウエッジ(SW)を使います。その理由を説明します。アプローチを考える上で大切なのが「保険をかける」です。ゴルフはミスのゲームです。いつもいつも思ったようにできるとは限りません。むしろ失敗することのほうが多いくらいです。だから、失敗した時に、取り返しのつかないことにならないように「保険」をかけておくのです。

 たとえばグリーン周りからのアプローチ。避けたいのは、強めに打ちすぎて、ピンをオーバーすることです。ピンをオーバーするということは、そのまま下りのパットを打たなければならないということになります。

 難しいパットを残すくらいなら、ショートして上りのパットにした方が次のパットが楽になります。これが「保険」です。だからボールが転がりすぎないSWを多用するのです。SWなら強めに振っても、スピンがかかって止まってくれます。だからインパクトで緩むことなくしっかりと振れます。致命的な失敗が少ないクラブだから、プロも多用するのです。

ハンドファースト

<悪い例>(左)ダウンスイングから右肩が落ちていくとダフりが出る(右)このように右肩が下がったアプローチ、よく見かけますよね

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 ボール位置は右足小指の前か、右足のくるぶしの前あたり。構えはハンドファーストにします。グリップが左の股関節にくるぐらいにハンドファーストにしてください。手首の角度はアドレスからフィニッシュまで同じ角度を保つ。両足のつま先を目標方向よりも左に向けて、ちょっとオープンスタンスにしてやると、体が回りやすくなります。腕を使わず、体の回転で打ってください。SWなら、ハンドファーストにしても、ロフト角があるから上がります。

 そしてスピンがかかりやすいから、ボールが転がりすぎることもありません。手首の角度をロックして、ボールの手前からソールを滑らせれば、フェースが勝手にボールをひろって、上げてくれます。あくまで腕を使わず、肩のストロークでクラブを動かすことがポイントです。

◆今週の宿題

斜面、芝目も予測

 宿題は「転がしのアプローチを打つ」。大切なのは落としどころ。ターゲットよりもどこに落とすのかに集中する。右足小指やくるぶしにボールがあるということはフック回転がかかって転がりやすい。そのランまでもイメージして打つ。

◆モー娘。生田が 宿題やってみました

距離感が難しいですね

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 今週は「モーニング娘。’14」の生田衣梨奈が宿題に挑戦しました。ソフトロブが難しすぎたので、これは割とちゃんと打てます。でも距離感がわかりません。わたしの場合、グリップは左の小指だけで持っている感じで握っています。3本の指に力を入れると、入りすぎてしまう感じがして。小指一本のグリップはドライバーからウエッジまで基本的に一緒です。手首を使わずにクラブを振ることがまだできません。バックスイングで腕だけで上げてしまいます。三角形を崩さないように振ったら、うまく当たるようになりました。あとは距離感ですよね。これが難しい。

体の回転の速さ=距離感

 内藤「そうです。アプローチでは腕は使いません。両腕つくった三角形を維持して、体の回転で振ります。体の回転で振ることができれば、回転の速さが一定して、距離感が合います。アドレスで構えたところにヘッドが正確に戻ってくれるからざっくりすることも、トップすることも少なくなります。距離感が合わないのは、腕で振っている証拠なのです。体の回転で振るようにしてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの45歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9)年7月7日生まれの17歳。福岡県出身。モーニング娘。’14のメンバー。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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