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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

距離感は練習あるのみ 便利なソフトロブ アプローチ実践編

2014年9月25日 紙面から

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 さて、今週からはアプローチの実践編です。第1弾はソフトロブに挑戦しましょう。ロブショットというと、相当に難易度が高いと思われがちですが、このソフトロブなら大丈夫。これを習得すれば、難しいイチかバチかのロブショットを打つ必要がなくなります。それどころか応用範囲も実に広い、便利なショットです。

ボールの位置は右足の親指前に

 まず最初にロブショットというものを説明しておきます。ロブショットはウエッジを使い、高く上げて、その高さでボールをピンポイントに止める打ち方です。米国のフィル・ミケルソンが、名手として知られています。決まったら、実にかっこいいショットです。半面、高度な技術が必要で、しかも高く上げるため、距離感をつかむのも難しい。プロでも相当使う場面が限定された寄せの技術です。

 アマチュアの方は、より簡単な方法でボールを上げて寄せてください。それがソフトロブです。ロブほど高くは上がりませんので、距離感もつかみやすく、応用範囲もとても広いんです。ロブが必要な場面でも、このショットなら自信を持って振れるはずです。ぜひ覚えたい技の一つです。

 まずボール位置は、右足親指の前にしてください。スタンスはオープンにします。両足ともつま先を打ち出し方向より左に向けてください。スクエアに握って、グリップの位置はボールの真上か、右股関節のあたりにくるように構えてください。そして構えた時の、右手首がポイント。この角度を最後まで変えない。

バウンス使ってソール滑らせる

 実際に、この体勢をとってみるとわかるのですが、体重も自然に右脚の内側にかかってきます。右脚全体というより、右脚の内側です。そしてこのアドレスでの体重配分を、フィニッシュまで変えません。スイングでは、インパクトまで右肩を前に出さないでください。ボールの手前にクラブヘッドを落とし、バウンスを使ってソールを滑らせます。右足は最後まで地面につけたままにすることがコツです。ボールはちゃんとある高さに柔らかく上がって、落ちて、ころころと転がっていきます。これがソフトロブの打ち方です。

 プロが打つような高さは出ませんが、アマチュアのゴルフで、本当にロブショットが必要な状況は非常に少ないはずです。このソフトロブでほぼ置き換えることができます。

 例えばバンカー越えのショットでも、砲台グリーンのアプローチショットも、このソフトロブがあれば大丈夫。ちゃんと寄せられます。ふわりと上げてコロコロと転がす。距離感は何度も練習場で打って、出してください。

◆今週の宿題

右手首の角度は維持

<左から>グリップはボールのちょうど真上か右股関節のあたりに構える。→トップの位置は打つ距離によって変える→右脚体重なので膝の位置は変わらない→インパクト直後→柔らかくふわりとボールが上がっていく→腕は終始リラックスしながら、右の手首の角度は変えない→フィニッシュ

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 宿題は「ソフトロブを試してみる」。レッスンでやったポイントをもう1度書くと、(1)ボール位置は右足親指の前(2)グリップはシャフトの真上(3)手の位置はボールの延長線上かややハンドファースト(4)右脚体重(5)右手首の角度の維持 (6)右肩をインパクトまで出さない(7)ボールの手前にヘッドを落としてソールを滑らせるようにインパクト(8)フィニッシュまで右脚体重を維持−です。

 ロブショットを打つよりは簡単ですが、それでも難易度は決して低くありません。習得のためには練習あるのみです。

◆宿題やってみました

トップばかり。我流の技見つけロブできたけど…

写真のように右肘をちょっと曲げてみたら、ボールをうまく上げることができた

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 今週は「モーニング娘。’14」の生田衣梨奈が宿題に挑戦しました。わたし、実はアプローチがすごく苦手なんです。ドライバーでも、アイアンショットでも、フルスイングは得意なんですけど、距離を正確に打つということができません。だからこの3カ月、内藤コーチの指導で苦手を克服したいんです。

 ソフトロブに挑戦してみました。はっきり言って難しい! わたしのグリーン周りの基本はピッチングウエッジの転がし。バンカー越えとか、砲台のグリーンは超苦手なんです。というか、もうあきらめてしまいます。これを覚えれば、少しはスコアがまとまるかな。挑戦してみても、トップばかりです。何度か挑戦してみて、発見しました。構えた時に、右肘を少し曲げて(張って)、右手首を固定し、ヘッドをスコップのようにすくうように使うと、何とかフワッと上がるようになりました。内藤コーチ、このやり方ではだめでしょうか?

 内藤「手首の固定は大切ですが、ヘッドをスコップのように振るのは感心しません。それだとどうしてもすくうような動きが入って、クラブヘッドが下から上に動くことになります。余計にトップがでやすくなります。むしろボールの手前にソールを落とす意識をもってください。ソールが勝手に滑ってボールを上げてくれます。「ボールの手前にソールをドン!」のイメージです。

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの45歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9)年7月7日生まれの17歳。福岡県出身。モーニング娘。’14のメンバー。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 <教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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