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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

アプローチは体重移動しない!! 構えた姿とインパクト 再現できているか

2014年9月11日 紙面から

<1>左手の親指はシャフトの真上にくるようにグリップする。右足親指の前あたり。ライ角通りに構えれば、このように少しハンドファーストになる<2>左手首の角度はスイング中、ずっと維持する<3>シャフトから左腕が一直線になるように構える<4>アドレスの完成<5>美しいバックスイング。よどみなく、腕の力に頼っていない<6>インパクト後も腕の三角形をしっかり維持する<7>フィニッシュのポーズ

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 アプローチが、ほかのスイングと決定的に違う点があります。それは体重移動をしないこと。だから、アドレスでつくった構えを、インパクトで再現できるのです。今週はアプローチの「構え」のつくりかたを、レッスンします。

左手親指は真上に

 アプローチは体重移動をしないスイング。これがふつうのドライバーショットやアイアンショットとの大きな違いです。つまりアドレスで構えた、その体勢を、インパクトで戻してやることができるショットなのです。アドレスをつくったら、インパクトで必ず戻すようにします。そのための構えをつくりましょう。まずグリップ。アプローチをする時のグリップは、左手の親指はシャフトの真上にくるようにしてください。スクエアーグリップですね。ボールの位置は右足親指の延長上。ライ角通りに構えると、やはり少しハンドファースト(ボールより手が目標方向寄りになること)になります。だからグリップの位置は左股関節あたりにきます。そしてヘッドからシャフト、そして左腕にかけてのラインを一直線にしてください。左腕の位置がシャフトの延長線にくるように構えます。スタンスは通常よりもせまく、ちょっとオープンにしてください。そしてこのアドレスでつくった手首の角度、腰の位置、腕の位置、顔の角度、すべてをインパクトで同じにします。

 先ほども書いたように、アプローチは体重移動をしません。だからアドレスとインパクトの体勢がまったく同じにできるのです。これが通常のスイングと最も異なるポイントです。通常のスイングは体重移動があり、さらに体の回転も激しくします。インパクト時に、下半身はすでに目標方向に回転をしています。一方、アプローチでは、インパクトはアドレスの再現でなければいけません。

手首の角度を保つ

 言葉にするのは簡単ですが、実際にやろうとすると、これがなかなか難しいものです。鏡でチェックしたり、練習場なら仲間に見てもらったり、動画を撮影したりして、細かくチェックをしてみる。特に手首の角度の維持は大切です。アマチュアゴルファーに多いのが、左手首がインパクトの前後で甲側に折れてしまうスイングです。右も左も手首の角度は変えず体の回転でボールをインパクトします。アプローチでの失敗はスコアに致命的なダメージを与えます。その分、緊張もします。ボールを手で上げようとしたり、ボールを打ちにいって右肩が前に出たり、右膝が前に出たり、余分なことをついしてしまいがちです。インパクトはアドレスの再現。これを肝に銘じて、練習をしてください。

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◆今週の宿題

 構えをつくったら、まず鏡でチェックしましょう。できたら動画でもチェック。ひざ、腰、肩、頭、腕の位置を細かくチェックしてみる。インパクトでこの構えが再現できているかを確認してください。

◆宿題やってみました

 今週の宿題は、このレッスンのページの構成・編集をしている青山が挑戦しました。「アプローチのインパクトは、アドレスの再現」。これ、すごく自分にとって勉強になりました。意識してアプローチをしてみると、全然、インパクトとアドレスが違う! こんなに違うのかというほど違う。

<1>青山のアドレス<2>インパクト直前<3>インパクト直後

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 まず手首の角度が全然維持できていない。左の手首の甲が折れて、いわゆるこねたインパクトになってしまっているし、テークバックの瞬間からコックが入って、右腕と左腕でできる三角形がいきなり崩れてしまってました。三角形の維持を意識し、手首の角度を変えないように打つようにしたら、飛距離がすごく安定して、しかもきれいにスピンまでかかるようになりました。

 これまでいかに自分が腕の力でボールを打っていたかがわかりました。

両腕の三角形は崩さないのが基本

 内藤「右腕と左腕でつくる三角形を崩さないのは、スイングの基本中の基本。でも、いつの間にか忘れてしまうんですよね。特に調子が悪くなればなるほど、ボールとの距離が変わったり。体を回せなくなって手打ちになったりとしてしまうもの。そうなると、三角形の維持どころか、最初から三角形でなくなったりしてしまうのです。基本に立ち返るのは、とても大切です」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

<教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載。)

 

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