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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

距離感合わないのは力感が一定じゃないから アプローチ

2014年9月4日 紙面から

<1>アプローチでは力感を一定にすることが何よりも大事になる。リラックスはしているが、ゆるみのないアドレス<2>手首の角度は変えない<3>これがインパクトの瞬間。アドレスとほぼ同じ体勢に戻っている<4>手首の角度は最後まで変えない。簡単そうに見えるがやってみるとなかなかできない

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 今週からしばらくアプローチをじっくりレッスンします。8月までのレッスンで、スイング基本はマスターできるはずです。それだけではゴルフのスコアはなかなかよくなりません。実戦的なアプローチを身に付ければスコアはみるみるよくなります。さっそく始めましょう。

強く握りすぎない

 アプローチという言葉の意味は、もうみなさん、わかっていらっしゃると思います。要はグリーンに乗せるためのショットですね。これがちゃんと打てるのと、打てないのでは、スコアに天と地との違いが出てきます。スコアを決める重要なポイントの一つと言ってもいいかもしれません。

 だからどれだけ練習しても、しすぎるということはありません。3カ月のレッスンで、いろいろな引き出しをつくってください。

 まずはアプローチに対する考え方です。アプローチは距離感がすべてです。その距離感を出すのに大切なのは、もちろん振り幅です。でも、実はもっと大切なものがあります。それが「力感を一定にする」ことです。これがアプローチの大前提です。いくら振り幅を決めて振っても、力感がそのたびに違っていたら、同じ距離にはなりません。同じ振り幅で打っても、そのたびにボールが飛ぶ距離が違うって経験ありませんか? 決めた通り振っても、ターゲットをオーバーしたりショートしたり。これが力感を一定にしていない証拠なんです。

強さは一定にする

 力感を一定にするために大切なことは、グリップを握る強さを一定にすることです。そしてこの強さを最後まで一定に保って振ることです。アマチュアゴルファーによくある失敗としては、速く振りすぎて、インパクトの瞬間にゆるむスイング、逆にゆっくりテークバックしたのに、ダウンスイングで急激にスピードが増してしまうスイング。これらは、距離感も合わなくなるし、ダフりやトップの原因にもなります。

 それを防止するためには、クラブのグリップを強く握りすぎないことです。できるだけ腕をリラックスさせ、ゆったり握る。ドライバーのレッスンでも教えたことがあるのですが、左手は小指、薬指、中指の3本、右手は薬指と中指の2本だけで振る感覚です。

 これならゆるむことも、急激にスピードが上がってしまうこともありません。力感を一定にすることが、まずはアプローチ上手になるための第一歩です。

◆今週の宿題

左手の小指、薬指、中指の3本で振る

左手の3本と右手の2本で振る

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 今週の宿題は「左手の小指、薬指、中指の3本で振ってみる」です。アプローチなどの緊迫した場面では、どうしても指や腕に力が入りがちです。アマチュアゴルファーのアプローチでショートよりオーバーが圧倒的に多いのは、力が入りすぎるから。ショートする場合は、たいていダフってちゃんと当たっていないか、グリップがインパクト直前にゆるむかのどっちかですよね。左手の3本の指で振るくせをつけることが大切です。リラックスして振ってみてください。

◆宿題やってみました

力を抜くことで力感一定に保てました

さすが年の功。左手3本のスイングを難なくこなす高野行正編集委員

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 中日スポーツで少年野球の担当をしている高野行正と申します。このページの熱心な読者で、さらに読者代表としても適任ではないかと思い、紙面に出させていただきます。読者のみなさま、内藤コーチ、よろしくお願いいたします。現在62歳。ゴルフ歴30年のうち20年以上はまったくの我流で、力みすぎによるスライス癖に悩んできました。スイング中の右手に力が入りすぎたのが要因でした。そこで思いついたのが右手親指と人さし指をクラブから離して握るグリップ。本紙5月15日付のレッスンでも内藤コーチがご指摘するように、打球の方向性が安定しました。

この握りでドローボールを手に入れた

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 同時に左手は中指、薬指、小指の3本だけで握ってみました。両手に力が入りすぎるのを避けるためのグリップです。これでテークバックのトップやインパクトが乱れることはありません。逆にドライバーはミート率が向上し、スライスばかりだった打球が憧れのドローボールも打てるようになりました。

 今回の宿題はアプローチ。飛ばしたい誘惑にかられるドライバーと違って邪念なく練習できました。正確な飛距離と方向性を確保するために、力みのないグリップによって力感を一定に保つことになると感じました。気分よく飛ばすために取り入れた練習法がアプローチにも役立ったことは収穫でした。

ヘッド走らせるため必要

 内藤「リラックスして振ることのメリットは、力がある人にもない人にもあります。ヘッドを走らせるためには、左手の小指、薬指、中指の3本でしっかり握り、残りの指はゆるめること。このグリップは高野さんの指摘する通り、ドライバーからアプローチまですべてのスイングにメリットがあります。下半身リードから順序よくスイングをするコツも覚えることができます。力のない女性も、怖がらずにチャレンジしてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

<教えてください> ゴルフに関して、あなたが取り組んでいる練習方法などを教えてください。日々の練習、ラウンド前の練習、会社や自宅でできるちょっとした工夫など、何でも結構です。150文字程度にまとめ、ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。採用された方にはゴルフボールをプレゼントします。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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