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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

ロングアイアンは難易度☆☆☆

2014年8月28日 紙面から

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 先週に続いて、今週もワンポイントレッスンです。今週はロングアイアンです。今や女子プロでも、アイアンは6番から。7番から入れているというプロもいます。ロフト角がどんどん上がっていく傾向がある現代ゴルフでは、かつての3番アイアンとか4番アイアンなみに5番、6番アイアンは難易度が高いということです。

基本ワンプレーン

 先週も書きましたが、スイングの基本は、どんなクラブを持っても同じです。ドライバーからウエッジまで、シャフトの長さや重さが異なるだけで、ワンプレーンで振ることが大切です。ただし、今週のロングアイアンは、多くのクラブの中でも、難易度の高いクラブです。その理由は、最近のアイアンのロフトの変化にあります。時代とともにアイアンのロフト角がどんどん鋭角になってきているのです。素材などの発達によって、高いロフト角のクラブでも、ボールを高く打てるようになったからです。だからもはや4番や5番は立派なロングアイアンなのです。女子プロでも、5番アイアンをキャディーバックからはずしている選手のほうが多いくらい、ロングアイアンは振ることが難しいクラブなのです。

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 まずある程度のスイングスピードがないとボールが上がりません。フォローでの加速がこのアイアンを使いこなす際のポイントになります。どうしても難しいクラブを持った時、ひとは緊張して腕が硬くなってしまいます。これでは回転スピードが上がりません。だからますます飛ばないし、ボールも上がらない。無理に上げようとして、すくい打ったりしてしまいます。まずは腕をリラックスさせ、左脇を開けないように最後まで振り切る。フィニッシュでもしっかり肩を回すことです。

特性に合った構え

 大切なのは、9番アイアンでも、7番アイアンでも、5番アイアンでも、同じグリップの強さ、同じように体を回転させ、腕をリラックスして振ることです。5番アイアンだから何かをしようとしないことです。それよりも、できる限りそのクラブの特性を生かしてスイングをしたほうがいい。5番アイアンで言えば、ミドルアイアンやショートアイアンよりもつかまりにくく、右に出やすくなります。だからそれを知った上で、それを利用してやる。ターゲットを本当に落としたいところより少し左にする。真っすぐ打っても、少しスライスして右にボールが出てもこれなら対応できます。

腕でクラブを持ち上げようとすると、かついでしまい脇を開けてしまう

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 それでもロングアイアンが打てないという人は、思い切ってバッグから抜いていいと思います。難しいクラブを打つために、膨大な練習時間をつぎ込むのなら、やさしいクラブを選択して、ゴルフを簡単にすることは、アマチュアゴルファーには大切なことだと思います。今はロングアイアンよりもっと簡単に打てるユーティリティーやショートウッドがいっぱいあります。女子プロがやっていることを、アマチュアゴルファーが参考にしない手はありません。

◆今週の宿題

構えは腕とボールが同じライン

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 まずは構えを体で覚えること。ハンドファーストで構えると、ますますボールが上がらなくなるので、ボールと腕をおろしてアドレスをとった時、ほぼ同じラインになるように構えてください。この構えだとつかまらない気がして不安になると思うけど、それを我慢して上体をリラックスして振り切る。最後まで振り切ることが大切。

◆宿題やってみました

修正した構えってスライスの恐怖があるなぁ

 今週はこのレッスンのページの編集担当をしている青山が、宿題に挑戦してみました。長年の習慣から極端なハンドファーストを無意識につくっています。だからちゃんとロフト角なりに構えると、スライスするんじゃないかという恐怖感がまだあります。でも打ってみたら、ちゃんと当たりますし、それほど右にもいかない。むしろ、左にフックしていくリスクが少なくなったような気がします。ただし打てるのは5番まで。4番アイアンは難しすぎて、キャディーバッグには入れてません。

まずクラブ特性の理解

ちょっとわかりにくいけど、できるだけハンドファーストをしないように構えてみた

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 内藤「青山さんに限らず、アマチュアゴルファーのみなさんに理解してほしいのは、パターをのぞく13本のクラブは、全部、性質が異なるということです。ロングアイアンはつかまりにくいクラブで右に出やすいという性質があるし、ショートアイアンは逆につかまりやすいので左に出やすいクラブです。その性質を理解して振ることが大切です。青山さんのように極端にハンドファーストにしたらロフトが必要以上に立って左への低いフックが出ます。その上、もともとつかまりにくいクラブだから右にも出る。左右に曲がるという最悪の結果になります。ロフト通りに構えることで、左に曲がる恐怖感をなくすことができます。ロフトなりの高い弾道なら、右に曲がっても致命的なミスにはなりません。クラブの性質を生かして、ロフトなりの弾道が打てるようにしてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1998年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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