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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

右股関節に力をためる 飛距離の源 内転筋にあり

2014年7月24日 紙面から

(1)下半身の動きは自分で感じる(2)おしりを引き、左肩を回した時、右の股関節に体重が乗っているか(3)テークバックで右脚内転筋に負荷がかかることが実感できるか

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 先週までは正しいテークバックについてレッスンしてきました。今週から下半身の使い方をレッスンします。トップまでの下半身の使い方、ダウンからフォローにかけての下半身の使い方です。キーワードは右脚の内転筋です。

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右膝は流しちゃダメ

 テークバックでの下半身の使い方をレッスンしましょう。まず先週までのレッスンでやってきたトップをつくります。上体をひねってテークバックします。アドレスから、その場でおしりと左肩を回していきます。その時の下半身ですが、上体のひねりにあわせて、右膝まで流れてしまうと、パワーが蓄積されませんから注意してください。右膝は我慢して流さないでください。その上でおしりを回すと、上半身と下半身に捻転差ができます。これが飛距離の源になります。まずは蓄積です。これがテークバック時の下半身の使い方です。

 トップで股関節にパワーが蓄積されて、うまく収まる感じになります。蓄積されたパワーを、外側に逃がさない。内側でためているイメージです。具体的に言うと、右脚の内転筋で捻転差で生まれるパワーを受け止めます。だから上半身を捻転させる時、右脚内転筋に負荷がちゃんとかかっているかを意識してほしいのです。

 下半身の動きで感じてほしいのは、この感覚です。力が右の股関節にぐっと入っていって、たまっていく感覚です。ここで力がどこかに抜けてしまっている人は、膝が上半身といっしょになって流れてしまっているか、膝が伸びきってしまっているか、腰が浮いてしまっているか、何らかの間違った動きがあるはずです。正しい捻転の動きができれば、右の股関節に体重が乗っていき、その分、右脚にも体重がかかり、地面を強く踏むことができます。トップが完成した時、もっとも望ましいのは、右脚が力強く地面を踏み、右膝、右股関節が一直線になっていることです。膝が流れたり、腰が流れたりすると、この一本のラインが崩れてしまって、パワーがどこかに逃げてしまいます。

(左)右膝まで上半身の回転と一緒に流れては、パワーの蓄積ができず逃げてしまう(右)右膝が伸びても、力は蓄積されない

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個人差あるけれど…

 下半身の動きというものは、身長、体重、前傾角の深さ、筋肉の量など個人差があって、一概にこの動きが正しいというものはありません。プロゴルファーでも、下半身の動きは、それぞれ個人差があります。だから、右膝が流れないのであれば、ある程度の動きは許容範囲だと思います。

 大切なのは、上半身の捻転とともに、右の股関節に体重が乗り、右脚内転筋に、負荷がかかっていることを感じられるかどうかです。そんなことを意識しながら、まずはゆっくりとテークバックをしてみてください。

◆今週の宿題

内藤コーチのトップ。右足裏から膝、股関節にかけて一直線に伸びている理想のトップ。体重は右股関節に乗り、捻転のパワーを右脚内転筋で受け止めている

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体重は? 股関節に乗ってるか

 今週の宿題は「テークバックでの下半身の動きを確認する」です。右膝を動かさず、上体をしっかり回し、右の股関節に乗っているか。おしりをしっかりと引きます。クラブは最後に動いてトップ。ここまで右膝は動かしてはいけません。この動きをゆっくりと、自分の目で確認しながら、やってみてください。

◆宿題やってみました

筋肉ピリピリ…これじゃあドラコン賞ゲット永遠に無理

 今週の宿題は、動画の撮影を担当している田中が挑戦します。下半身をしっかりと固定し、上体をギュっとねじってみました。右の股関節に体重を乗せて、おしりを引くイメージでやってみると、ピリピリと筋肉が少し緊張しているのが分かります。実際にやってみると分かるのですが、あくまでも軸となる右脚がブレないことでパワーが蓄積されるんですね。右脚が動いたり、伸びたりするような私のスイングでは、パワーの蓄積が難しいことがよく分かりました。宿題のために、テークバックでの下半身の動きを意識しながらゆっくりと練習しました。そして終わった翌日に、この感想を書いているのですが、まだ股関節が筋肉痛のようになっています。あと、体が硬いのでしょうか、テークバック時にゆっくり動くと、負荷が強すぎて、右脚がプルプルと震えてしまいます。股関節のストレッチが大事ですね。捻転差を出し、パワーの蓄積から解放まで、うまくできるようにしたいです。そして飛距離アップで、いつかドラコン賞をとってみたいです。

内転筋負荷感じてる?

 内藤「下半身の動きで大切なのは、感じることです。下半身を動かさないことにより、おしりを引くと同時に左肩を回した時、ちゃんと右股関節に体重が乗って、右脚の内転筋に張りのような負荷がかかっていますか? あまり脚を動かさないということばかりに意識を集中すると、もっと大切なものを忘れてしまいがちです。それを意識してテークバックをして、トップでしっかりと右脚で地面を踏んでください。自然に下半身は安定するはずです」

(左)田中のトップオブスイング。右腰が伸びて、捻転も十分ではない。これではやっぱり飛びません(右)捻転がほとんどできていない田中のトップ。笑うべからず!アベレージゴルファーのトップはだいたいがこんなものです。練習あるのみ

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 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 取材協力 リンクスこうのす 名古屋市天白区鴻の巣1−405 (電)052(801)5700

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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