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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

確認しよう!!正しいひねり 肩と一緒に下半身回さない

2014年7月17日 紙面から

 今週のレッスンは、上半身のひねりのセルフチェックです。自分がふだん、どのように上半身を捻転しているかを知ることが、正しい捻転を覚えるための最初のステップです。

<1>胸の前で両腕を交差させる<2>アドレスを取るように上半身を股関節から前傾させる<3>下半身はできるかぎり動かさない<4>おしりを引いて、左肩を回していく。両膝を動かさず、ぎりぎりまで回しきる<5>もうこれ以上左肩が回らないところまで回しきったら、そこで初めて左膝を右に寄せる。左膝の動きに注目<6>両腕を胸の前で交差させたままフォローまで体を回す

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柔軟性は千差万別

 先週のレッスンで、「上半身の捻転がスイングのカギ」ということを書きました。今週はそのひねりの重要性と、正しいひねり方を具体的にレッスンします。先週も書きましたが、正しいひねりというのは人ぞれぞれ違うのです。体の柔軟性は年齢や性別で大きく異なりますし、筋力もそうです。みなさんに深くひねってほしいのですが、体が硬い人に「アドレスした時の体の正面から、トップでは右肩が見えなくなるまで」ひねってくださいということは、難しいですよね。そもそも打つ前にけがをしてしまいます。

<左>上半身がそのまま回転させず右に流れてしまっている<右>右腰が浮いて、左足に体重がかかってしまっている例。体重は右股関節に乗るのがいい回転

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 ですからそれぞの人に合わせた基準をこれから書きますので、試してみてください。両膝の位置は不動。ももも不動。両腕を胸の前でクロスしてください。ここからゆっくりテークバックしていきます。両膝を動かさないでください。ここで右膝が動くと、右の股関節でひねりを受け止めることができずに、パワーが蓄積されません。スイングとはパワーの蓄積と解放です。蓄積がテークバックからトップにかけて、解放がインパクトからフォローにかけての動きになります。蓄積のない動きは、パワーの解放もできません。蓄積できるテークバックのためには、右膝を動かないようにして、正面から見て背中が見えるまでひねり切るのが一番いい。そして、そのままダウンスイングに入って、振り切ることができれば、それが一番いいスイングです。

無理しない程度に

 それができない人は、これ以上膝を動かさずに肩を回せないというところで、左膝を少しだけ右膝側に送ってください。これが正しい上半身の捻転の深さです。

 肩を回そうとして、下半身もいっしょに回さないことがコツ。いっしょに回してしまったら、それは捻転ではなく全身の回転になってしまいます。正しい捻転は、上半身と下半身に捻転差ができることです。これがさっき書いたパワーの蓄積です。これをインパクトで解放するのが、スイングです。

◆今週の宿題

鏡使って簡単チェック

<左>内藤コーチのバランスのとれたトップ<中>鏡の前でも胸の前で両腕を交差させてトップをつくる練習をしてもいい<>右肩もきれいに隠れた内藤コーチのトップ

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 今週の宿題は「自分の捻転を知る」です。全身が映る大きな鏡の前でセルフチェックをしてみます。クラブを持って、上体をゆっくりひねってみます。自分がどれだけ上体を捻転させているかを知ります。いかに上体をひねることが難しいかがわかるはずです。

 やり方と、自分にあったトップの見つけ方は、レッスンに書いてある通りです。決して無理をしないでください。これは自分の限界を知り、自分にあったトップを見つけることが目的です。加えてこれは股関節周りのストレッチにもなります。ぜひ試してください。

◆宿題やってみました

51歳 体硬っ!!筋肉ズキズキ 意外にキツイ

右肩が見えなくなるまで一生懸命肩を回す。これはけっこういいストレッチになります

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 今週は、このページの編集を担当している青山卓司が挑戦してみました。現在51歳。年の割には体力と柔軟性には自信があったのですが、やってみると、意外にきつい。一応、肩は回すことができるのですが、これは特に写真を撮ってもらうため、トップでしばらく静止していなければなりません。30秒はこの姿勢を保てません。筋肉がひきつるように疲れ、痛みだします。

 肩甲骨周りの柔軟性があきらかに落ちている証拠ですよね。内藤コーチによると、このドリルそのものが、正しい動きを覚えることに加え、ストレッチにもなるそうだから、大鏡のある練習場に行くときは、ストレッチ代わりに、やってみることにします。

肩周りの柔軟性必要

 内藤「青山さんの場合、肩甲骨に負荷を感じているのだから、ちゃんと回せているということですので、問題ありません。実際のスイングでは、トップで長い間静止することはありませんから。実はプロゴルファーで肩周りが硬い人というのは存在しません。それだけスイングには、肩周りの柔軟性というものが必要なのです。体幹を鍛えること、肩周りの柔軟性を保つことは、ゴルフを長く楽しむために必要不可欠なものです。これからもストレッチを欠かさず続けていってください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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