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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

手首の角度&三角形崩さない 稼ぎに直結 ビジネスゾーンはしっかり左脇締める

2014年6月26日 紙面から

 今週のレッスンは「左脇を締めて打つ」です。正しいスイングをつくるために欠かせないのが、体の回転でクラブを振る動きです。そのために必要なのは、左脇の締め。ここが空いてしまうと、体がうまく回転できずに、手打ちのスイングになってしまいます。どうやったら左脇を締めて打てるのか、それをレッスンします。

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手打ちはダメ

 みなさんはビジネスゾーンという言葉を聞いたことがありますか? ゴルフ用語で言うビジネスゾーンとは、アドレスをとって、クラブが視界に入っている範囲です。具体的に言うと、だいたいスタンスの幅ていどだと理解してください。イラストを見てください。この範囲の動きが、ゴルフでは最も大切です。プロゴルファーなら、そのまま賞金の獲得額に直結します。ですからビジネスゾーン。ここの動きでお金がもうかるかどうかが決まります。

 ここで大切なのは「左脇を締めて」打つことです。アドレスでつくった右腕と左腕の間の三角形を崩さず、体の回転を使ってテークバックして、インパクトして腰まで振る。左脇を締めて、この三角形を崩さず振ることが腕をきれいに振ることにつながります。アドレスで脱力して、まず腕でヘッドの重みを感じてください。そのまま腰から腰まで真っすぐ振っていきます。三角形を維持しながら体の回転で振ってください。

(左)真っすぐ後ろに引かず腕の力でヘッドを上げてしまっている(右)真っすぐ引かず、インサイドに極端に引いてしまっている。これも腕だけで引こうとしている動き

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 アマチュアゴルファーで多いのが、腕だけで振ってしまうスイング。だから、クラブヘッドをインに引いたり、手首を極端に動かしてテークバックをしたりする動きになってしまいます。こうなると三角形が崩れてプレーンも崩れます。インパクトから先で三角形が崩れると、左ひじをたたむことができず、左脇が空いたフィニッシュになってしまいます。

基礎つくろう

 ビジネスゾーンでは、手首の角度を変えない。三角形を崩さない。左脇を空けない。体の回転で真っすぐ引いて、真っすぐ出すことです。この動きができて、そこからフルスイングのトップにもっていく正しい動きにつながっていきます。ビジネスゾーンでのスイングは、そのための土台です。左脇を締めて、しっかりとした基礎をつくっていきましょう。

◆今週の宿題

(1)左脇を押さえ (2)腰から腰まで (3)片手でスイング

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 左脇を右手で押さえて腰から腰までの振り幅で、片手でスイングします。これはつまり、強制的に腕の動きを抑えて、体の回転を使うドリルです。大きなスイングはしないでください。負担が大きすぎて体を痛めますから。何度か素振りをしてみて、できるようになったら、実際にボールを打ってみます。

 最初は当てるだけでいいですよ。トップやダフリがたくさん出るはずです。根気よく挑戦してみてください。大切なのは腰から腰までの動きをちゃんと体を回転させて打つこと。これができたら、フィニッシュでちゃんとボールが飛んでいる方向に、体が正対しているはずです。腕だけで振ると、体の動きが止まって、体はアドレスと同じ向きで止まり、腕とクラブヘッドだけがボールの方向を向いてしまいます。左脇を締めて、しっかり体を回しましょう。

難しかったけど、何度かやるうちに、何とか打てるようになりました

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◆宿題やってみました

あちゃ〜空振り 思い知らされた体の回転不足

 今週の宿題は、このレッスンの動画を担当している田中がやってみました。これ、本当に難しいです。

 腰から腰までのハーフスイング。両腕が使えるならまだしも、左腕だけではまったく振れません。体の回転で振るということは分かるのですが、実際にやってみると、ダフリやトップの連発。それならまだいいのですが、空振りまで出てしまうという悲惨なことになりました。なかなかボールをきちんと打つことができません。

 いかに体の回転でスイングができていないか思い知らされました。今回の宿題をやってみて感じたのは、基本的な動きであるが故に、自分の悪癖が分かる練習だと思いました。ただ、続けてやっているうちに「おっ、いいかも」と思うこともありました。そのときは、バックスイングからフィニッシュまできれいにスイングができているような気がします(あくまでも主観ですが…)。この「いい感じ」を続けて出せるよう、何度も練習します。体の回転で、きれいなスイングができるようになりたいです!

毎日練習で身に付く

 内藤「今週の宿題は、これまで出した中で最も難易度の高いものです。腕を使って、力で振ろうとすればするほど空振りやダフリ、トップになります。たいていの右打ちのゴルファーにとって、利き腕ではない腕だけで振るということが、いかに難しいかが実感できると思います。プロはこのスイングが100%できます。一方、ほとんどのアマチュアゴルファーがうまく打てません。このスイングを習得することは、プロのようなきれいなスイングを手に入れることだと思ってください。簡単には手に入りません。コツコツと、毎日、日課にして振ること。腕ではなく、体の回転を意識することが大切です。フィニッシュまでしっかりと体を回してください。

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03(3334)7111 レッスンなども随時受付中

 取材協力 リンクスこうのす 名古屋市天白区鴻の巣1−405 (電)052(801)5700

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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