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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

前傾し背中は真っすぐ アドレスの正しい姿勢

2014年6月19日 紙面から

 今週のレッスンは「正しい姿勢のつくりかた」です。クラブをどう握るかは、人それぞれです。身長や骨格、筋肉の量などで変わります。どれが正しいというものは基本的にはありません。それよりも、グリップをする前の姿勢が間違っていてはどんなグリップをしてもいいスイングはできません。どう握るかより、どう構えるか、正しい姿勢をレッスンしましょう。

(1)極端なハンドダウンのアドレス。力の強い男性に多い(2)極端なハンドアップのアドレス。筋力の少ない女性に多い(3)意外に多いのが、このアドレス。ボールをよく見ようとしてあごが出て前傾が崩れてしまっている(4)腕の位置がこれだけ下がったら、正しいスイングはできにくい(5)これが正しい前傾をとったアドレス

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猫背になりがち…

 正しい姿勢というものを説明します。前回のアドレスに入る時の注意点を思い出してください。今週は、その続きです。スタンスを取るところまで先週は話しました。今週は、そこからグリップを握る前までです。まず、前傾をします。そのまま腕を脱力させて垂らす。背中はまっすぐ。ここで猫背になってしまう人、多いです。猫背になると、首と頭が落ちて、必要以上に腕まで下がって、いわゆるハンドダウンという状態になってしまいます。多少きつくても、まっすぐな背中を保つ意識を持ってください。ハンドダウンになりやすい人は左手親指に力が入りすぎてしまっている人。力が強い男性に多いタイプです。左にひっかけたようなボールが出やすいタイプですよね。このタイプの人は、ダウンスイングで深い前傾が保てなくて、上体が起き上がると、カット軌道でクラブフェースが開いて下りてくるから、激しいスライスにもなります。

構えで球筋が分かる

 逆もあります。前傾が足りないと、今度はハンドアップになります。この傾向にある人は、うまく前傾が取れない女性ゴルファーに多いタイプ。こすったようなスライス球が出るのが特徴。どっちも構えを見たら、どんな球が出るのか、すぐにわかります。逆に言えば、正しいアドレスを取ることが、ボールをまっすぐ打つための最初のステップということです。いいアドレスなら、そんなに激しく曲がったりするボールが出る可能性が低くなるということです。

鏡使い確認しよう

 股関節から背中をまっすぐに前傾を取る。鏡があれば自分の姿を確認できます。あごも引きます。多くのゴルファーはここで、ボールをよく見ようとして、あごが上がります。顔も前に出てしまいます。この時点で正しい前傾ではなくなります。正しい腕の位置も決まりません。あごをひいて背中をまっすぐにしてアドレス。腕は脱力してだらん。この腕の位置が正しいアドレスのグリップ位置です。

 特に男性ゴルファーで、無意識のうちに猫背になり、顔だけが飛び出ている姿勢を取っている人、多いですよ。正しい姿勢をもう一度、学びましょう。

(左)クラブを縦にして背中にぴったりとつける(中)そのまま股関節から前傾(右)クラブをもって、はい完成

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◆今週の宿題

簡単!!クラブで姿勢矯正

 正しいアドレスを取るためのドリルです。クラブを縦にして、背中にあてがいます。腰から後頭部までちゃんとアイアンと背中がくっついていれば合格。この姿勢を保つことは、思っている以上にきついです。このきつさに負けて、知らず知らずのうちに猫背になってしまうのです。男性は猫背になりやすい人が多いので、この宿題で常にチェックをしてください。

◆宿題やってみました

さすがアイドル!完璧!!

 モーニング娘。’14の生田衣梨奈です。わたし、器械体操をしていたせいか、姿勢には自信があります。どうですか? この姿勢。アイアンをつけても全然苦しくないです。

(左)アイドルらしく姿勢に自信がある生田(右)これがいつもの青山のアドレス。背中からクラブシャフトが離れてしまっている。こんなに背中から曲がってしまっているとは、我ながら驚き

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 編集担当の青山です。わたしも姿勢には自信が…。あれ、写真を見ると全然後頭部がアイアンにつかない。それどころか、首もついていないじゃないですか。自分にとって自然な構えって、客観的には、相当に猫背になっているじゃないですか。猫背な上に、ボールをちゃんと当てようとして、首まで落ちてる。内藤コーチが指摘する通りの、姿勢の悪いゴルファーでした。姿勢をよくするためには、普段の生活から猫背を治していかないといけない。筋力が年とともに落ちていくおじさんたちは、体幹を鍛えるトレーニングで、正しい姿勢を取り戻したほうがいいかも。猫背のアドレスって、すごくおじさんっぽくていやですよね。

一度見て確かめて

 内藤「このレッスンの狙いの一つに、気づきというものがあります。自分ではやってるつもりが、実はまったくできていないということが往々にしてあります。特にゴルフ経験は長いけど、なかなかゴルフのスコアがよくならない人に、このレッスンを読んで、気付いてほしいのです。背中をまっすぐにして、股関節から前傾をするということは、体が硬い男性にとってはかなりきつい体勢です。楽なほうに流れると、この前傾がどんどん崩れてしまって、猫背で首だけを突き出して、前傾してると思いこんでしまいます。これに気付いて直すだけで、ゴルフのスコアが停滞する原因の1つを取り除くことができます。青山さんのような男性ゴルファーのみなさん、ぜひ試してください。生田さんはさすがです。いい姿勢をこれからも保ってくださいね」

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9年)7月7日生まれの16歳。福岡県出身。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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