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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

手首の角度一定になってますか しっかりアドレスで弾道も安定

2014年6月12日 紙面から

 今週のレッスンは手首の角度を一定にさせることです。スイングの最初のステップはアドレスです。このアドレスをないがしろにしてはいけません。ここをおろそかにしたら、それから後の動きのすべてがおかしくなってしまいます。ポイントは手首です。では、始めましょう。

(左)極端にシャフトを押さえつけてしまっている(右)極端なハンドアップ。これでは強くインパクトできない

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何となくではブレる

 アドレスとは何かをここで説明しなくても、もうおわかりですよね。今週は、これまで何となくやってきた、アドレスを取る時の動きを、しっかりとレッスンしましょう。スイングプレーンを安定させるためには、アドレスがとにかく大切なのです。まず手首の角度に気をつけます。この角度が構えるたびに違っていては、そこから始まるスイングのプレーンまでもが毎回違ってしまいます。スイングのたびに出球がスライスしたりフックしたりするゴルファーは、この手首の角度に気をつけて振ってみてください。手首の角度が安定しなければ、どんなにいいスイングをしても、結局、大切なシャフトの角度が安定しません。いつも同じ弾道を打つためには、この手首の角度を同じにできるようにチェックしてください。ここをていねいにすることによって上達が格段に早くなります。逆に手首の角度をおろそかにしていると、上達に結びつきませんよ。

 プロは、ここに、とことんこだわります。これを怠るプロはいません。対して、アマチュアゴルファー、特にプレー経験の浅い人ほど、この作業ができていません。無造作にクラブを手にして、何となくアドレスしているように見えます。またボールとの距離も同じ。ボール一個前後左右に変わるだけで、弾道はまるで変わります。この作業を絶対に無造作にしないでください。慎重にも慎重を期してアドレスを取ります。

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 その上でテークバック、インパクト、そしてフィニッシュまで手首の角度を一定させます。特に左のグリップの角度が大切。手首の角度はそのままクラブフェースのライ角だと思ってほしいのです。だから基本的に手首の角度は変えません。角度を常に一定に保つためのアドレスの順番を説明します。まずボールの後方に立ちます。ここから左脇をしめてアドレスに入ります。スタンスをつくります。右手をグリップする時は右脇も締めます。これでアドレスの完成。脇を締めることで、常に同じ角度でグリップができます。脇があいたら、その基準がなくなると思ってください。特に腰から腰までの間で手首の角度が変わることは、そのままライ角が変わるということです。これでは打ちたい方向にボールはいきません。腕を脱力させて、スイングの最後まで手首の角度をキープさせます。

◆今週の宿題

ボールとの距離 いつも一定に

(1)左手を右手で締めながらアドレスに入る(2)(3)左脇を締め肘の向きを確認。左脇さえしまっていれば、ボールとの距離は一定になる

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 レッスンで説明した手順で、アドレスをしてください。左脇を締めてアドレスに入り、手首の角度を気にしながら、スタンスを取り、右脇の締めを意識してアドレスを完成させます。常にボールとの距離が一定になるように、アドレスができれば合格。脇を締めて、腕を脱力させてクラブを持てば、極端にハンドダウンしたり、ハンドアップすることはありません。

◆宿題やってみました

極端なハンドファースト× 左脇締めたら矯正できた

(左)青山のアドレス。極端なハンドファーストになっている。左脇を締め、手首の角度を一定にすることで自然に解消できた(右)生田のアドレス。グリップがへそを向いて脇も締まっている

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 今週はこのページを担当する青山と、モーニング娘。’14の生田衣梨奈、内藤コーチのアドレスを見比べてみます。

 まず、青山がいつものようにアドレスに入ってみました。生田さんに比べると、青山の構え、結構、左脇、空いてしまっています。シャフトを力で押さえつけて振ろうという意識があるからなのかな。今度は内藤コーチのように左脇を締めることを意識してアドレスをとってみました。腕の位置は変わらないけど、極端に強かったハンドファーストが少しおだやかになりました。脇が空くことによって、手首の位置が体の左側に行きすぎていたのかもしれません。左脇締めのアドレスは、腕の高低だけじゃなく、左右の位置の矯正にも役に立ちそうです。

直したらいい効果

 内藤「青山さんは、ゴルフが好きな人が陥る典型ですね。確かにハンドファーストに構えることは悪いことではありません。でも、それが極端になりすぎると、弊害も出てきます。まずロフトが立ちすぎて、ロフトなりの飛距離が出ない。左への引っかけが出る。リーディングエッジから地面に下りてくるため、ざっくりも出る。それが、左脇を締めることによって、自然に解消されたわけですね。左脇を締めて、手首の角度を一定することによって、いろんないい効果が出てきます。ぜひ、レッスンに取り入れ、身につけてください」

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9年)7月7日生まれの16歳。福岡県出身。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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