トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」一覧 > 記事

ここから本文

【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

バランス崩せば飛距離伸びず 腕と身体の運動量一致させる

2014年6月5日 紙面から

 今週からは2カ月かけて、アイアンでスイングをつくっていきます。4月からのレッスンで、曲がらなくて飛ばすドライバーをレッスンしてきました。ドライバーに対して、アイアンはシャフトが短く距離が出ません。飛ばないアイアンを正確に飛ばすためには、身体と腕を正しく使わないといけません。正しいスイングをつくるためには、アイアンはとても適した道具ということが言えます。

(左)腕と上体のひねりの運動量が一致している例(中)上体の捻転が足りない(右)上体の捻転が足りない

写真

捻転量不足になりがち

 今週のテーマは「腕と身体の運動量を一致させる」です。正しいスイングは、身体の動きと腕の動きが同調して、運動量もほぼ同じになります。しかし、多くのアマチュアゴルファーは、身体と腕の運動量が一致しません。

 なぜかと言うと、アマチュアゴルファーはどうしても腕を優先的に使いすぎてバックスイングの捻転量が圧倒的に足りないケースが多いのです。実際に体感してみると腕と身体の運動量を一致させるためには、想像以上に身体を動かさなければならないことに気付くと思います。

 シャフトが長くなればなるほど、クラブに振られやすくなるため、さらに腕をたくさん使ってバックスイングが大きくなる傾向があります。

ボール見過ぎもダメ

 もう一つ。ボールをよく見ようとする意識が強すぎても、身体の動きが止まってしまって、腕と身体の運動量が外れてしまうケースがあります。

 ボールを必要以上に見ようとすると身体が止まって、腕だけでクラブを持ち上げるようにテークバックしたり、身体が回転していないのに腕とクラブだけ極端にインサイドにテークバックしてしまったりします。

 本人はボールをよく見ているので当たるという意識があると思いますが、実際は腕と身体でできる三角形が崩れてしまい、それによって腕の運動量と身体の運動量のバランスが悪くなってしまうので、スイングプレーンも外れてしまうし、インパクトの再現性も低くなってしまいます。

 最初はハーフスイングで構わないので、腕と身体でできた三角形を崩さないようにスイングしてみてください。身体が優先的に動いて、腕があとからついてくる感じが出てきたらいい動きになっていると思います。

◆今週の宿題

ボールを使って腕の三角形維持

正しい動きカンタン理解

ボールを挟んでいるとは思えない滑らかな内藤コーチのスイング。ここまで振れるようになれば、上級ゴルファーの仲間入りだ。ボールを挟んでも、挟まなくても同じスイングができるまで、練習してみよう

写真

 運動量を一致させるためには、右腕と左腕をつくった三角形を維持して振ることです。これを強制的にするために、ボールを挟んでクラブを振ってみてください。基本的に腕で挟めるのなら、どんなボールでもいいです。

 軽くて小さなボールが振りやすいけれど、正しい動きを覚えたいのなら写真のような大きさのボールがいいでしょう。

 まず、腰から腰までの幅で振ってみる。スムーズに振れるようになったら、今度はボールを打ってみる。腕と上体の正しい動きをこれで身に付けてください。

◆宿題やってみました

当たらない!!全部トップしちゃう!!!!

<1>テークバックは割といい感じ<2>肘で持っているというよりお腹にのせているようなスイング<3>フォローで肘が畳めないから、ものすごく窮屈なフィニッシュになってしまっている

写真

 このレッスンのページを担当している編集の青山卓司です。内藤コーチからも指摘されているのですが、腕の使い方がへたで、トップやフィニッシュでうまく腕を畳むことができません。アドレスでつくった三角形がトップで崩れ、腕が体に近づき、ダウンでそれを修整しながらインパクト、フォローでも伸びた左肘がそのまま引けちゃう感じです。そのままでフィニッシュするから、クラブを立てることができません。わかっているけど、なかなかこの悪癖は直らない。

 ボールを腕と腕の間にはさめば、強制的に腕と体の距離は同じになります。このままでボールを打ってみたら、まともに当たらない。全部、トップしてしまいました。テークバックからトップは辛うじてつくることができるけど、フィニッシュが取れません。どうすればいいのでしょうか、内藤コーチ。腕の使い方がうまくないアマチュアゴルファーに救いの手をください!

まず当たる範囲で

 内藤「このドリルのコツは当たる範囲から始めることです。まず『この範囲なら当たる』という振り幅を見つけ、自信をつける。青山さん、いきなりフルスイングしてませんか? 最初は腰から腰程度の幅でいいので、確実に当てるようにしてください。そこから少しずつ振り幅を大きくしていき、最終的には肩から肩の高さで振って当たるようになると、スイングは見違えるように変わっています。特に力のある男性で、青山さんのように腕の力で振っているようなタイプのゴルファーには、このドリルは向いてます。腕の畳み方が身に付きます」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ