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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

ドライバーで飛ばすコツとは しっかり加速でスイング安定

2014年5月29日 紙面から

(左)上半身をしっかりひねってトップをつくる(中)この段階で下半身は左にひねっているが、上半身はまだ右を向いたままで我慢する(右)インパクトから加速をイメージしてフィニッシュ

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 2カ月にわたってレッスンしてきたドライバーのワンプレーンスイングは今週でおしまいです。ドライバーは正確性も大切ですが、やっぱり飛距離も出したいですよね。ドライバーで飛距離を出すための「理屈」をレッスンしていきます。

大事なのは力じゃない!!

 まず、ドライバーは飛ばす道具であるということを再認識しましょう。よくアマチュアゴルファーの方々から「プロゴルファーは、あんなに楽に振って、あんなに飛ばす。どうしたらプロみたいに楽に振ることができるんですか」なんて質問をされます。

(左)アマチュアは下半身のひねりとともに状態ももどってしまっている。下半身リードができないため、右脚にまだ重心が残ってしまう(右)そこから無理矢理フィニッシュにもっていくから完全に左足に体重がのらない

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 それ、大きな間違いなんです。プロは楽に振っているようで、実際はしっかり力を入れて振っているんです。生活がかかっているプロは、アマチュアのみなさん以上に、1ヤードでも遠くに飛ばそうと日々努力しているんです。アマチュアのみなさんは100%の力を出そうとすると、それが力みになって、まったく飛距離に結び付かないのです。それに対し、プロは力の出し方を完全に理解しているから、力まず振れるのです。

 飛距離に必要なのは力ではなく、クラブヘッドの加速が大切です。「プレインパクト」と呼ばれる、インパクトする直前のゾーンからヘッドを一気に加速させていくことが大切です。アマチュアゴルファーは、飛ばそうとすると、腕に力を込めて振ります。これではかえって、トップからダウンにかけてブレーキをかけてインパクトを迎えてしまうことになります。いかにトップでためたパワーをインパクトでヘッドを加速させて飛距離につなげるか。力みと力を入れることは違います。テークバックでパワーをしっかり蓄えて、それをトップから切り返しで一気に加速につなげていくことが大切なのです。

ゆったり振っては緩み招く

 もう一つ、「ゆったりと振る」というのも、誤解をされやすい言葉ですよね。ゆったり振ろうとして体から全部、力を抜いたら、やっぱりボールは飛ばないんです。アマチュアゴルファーがゆっくり振ると、スイングの緩みにつながって、かえってボールは曲がってしまいます。ヘッド軌道を安定させるためにも、加速が必要です。ダウンスイングでは腕をリラックスさせ、プレインパクトまでプレーンに乗せていきます。そしてインパクトからフォローにかけて、しっかりと加速させれば、ヘッドの軌道は安定して曲がらないのです。これは車の運転と同じです。加速している時こそ、車は安定しています。それが減速したとたんに、挙動が不安定になりますよね。加速させることこそが、飛ばしの神髄。ヘッドをしっかりと加速させていきましょう。

◆今週の宿題

テークバックせずに打つ

(写真左から)<1>いつものようにグリップをして、アドレスする<2>ヘッドをボールの横につけてテークバックせずに振り抜く<3>フィニッシュはここまで取る

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 今週の宿題は、ちょっと難しいですよ。ヘッドの加速を体で覚えるためには、フォローから先のヘッドの動きが大切。そのためには、ドライバーでなく、8番アイアンを使います。ボールをテークバックをせずに飛ばします。やり方は簡単。ボールにクラブをくっつけて、フィニッシュまでクラブを動かす。

 7番アイアンでもいいです。ウエッジなど、あまりロフトが寝たクラブだと、ボールがフェースの上を滑って、なかなか飛ばないので、ある程度ロフト角があるクラブで試してみてください。まっすぐ15ヤードくらい飛べば、合格です。これで、クラブをフォローでも加速させていくスイングを身に付けてください。

◆宿題やってみました

得意の7番で挑戦 まっすぐ飛んだ!! 

 モーニング娘。’14の生田衣梨奈(いくた・えりな)です。このレッスンのコーナーを担当するようになって、好きなゴルフがさらに好きになってきました。上達するって楽しい! 今週も宿題、張り切ってやります! テークバックなしのスイングですか? ではわたしが一番得意にしている7番アイアンで挑戦します。やってみたことないけど、意外に簡単でした。ほら、ちゃんとボールが飛びます。実際にスイングはしなくても、頭の中でアドレスからテークバックしてトップをつくって、ダウンスイングしてインパクトをしているイメージを浮かべてヘッドを動かす。そしたらちゃんとまっすぐ飛んで、ネットに当たりました。女子って、力がないから力んでも腕が硬くならないのかな。繰り返し練習をして、ヘッドを加速させることができたらうれしいです。

下半身リードのスイングGOOD

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 内藤「生田さんは、腕力に頼らず、下半身リードでスイングができているということです。これを続けていけば、もっとボールが飛ぶようになりますよ。このドリルは下半身リードで、ハンドファーストでボールをインパクトするためのものです。子どもや力のない女性より、腕力がある男性にやってもらいたい練習です。最初はできなくても、毎日コツコツと繰り返せば、必ず飛ぶようになります。ぜひ、挑戦してください」

(取材協力 テーラーメード−アディダスゴルフ新橋)

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9)年7月7日生まれの16歳。福岡県出身。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 (毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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