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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

途中でブレーキかかってませんか しっかり、きれいにフィニッシュ

2014年5月22日 紙面から

クラブのヘッド側を持って左腕だけで振った内藤コーチのフィニッシュ

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 今週のレッスンはフィニッシュを取ることです。スイングは、ボールを打ったら終わりではありません。スイングプレーンという名のレールは、ちゃんとフィニッシュまで延びていますよ。

美しさは正確な証拠

 これまでたくさんのアマチュアゴルファーの方と接して思うのは、フィニッシュを軽視している人が多すぎるということです。気持ちはわかります。頭の中は、どう打つかということでいっぱいになってしまっているんですよね。ましてフィニッシュはボールを打ってから、時間的にも距離的にも、もっとも離れていますよね。だから、あまりフィニッシュのことまで考えていないんですよ。

 実はフィニッシュがきれいに取れることこそが、わたしが教える「ワンプレーンスイング」の肝とも言えるんです。

 フィニッシュというのは、ジェットコースターに乗った終着駅。ジェットコースターはクラブヘッド。スイングプレーンがレールです。正確にスイングプレーンに乗せたヘッドが最後に行き着くのがフィニッシュです。どこかで止まってしまっている人は、ちゃんとレールに乗っていないという証拠でもあります。

インパクトエリアといわれるところからヘッドを加速させる。すると、こんなにきれいなフィニッシュがとれる

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腕の力で無理してる

 テークバックでスイングプレーンに乗せていきます。そのままトップ。切り返しから腕の重さ、ヘッドやシャフトの重さを使って少しずつ加速をしていきます。そのスピードでそのままインパクトを迎えて、クラブに体が引っ張られるような感覚を持って、初めて振り切ることができます。途中でブレーキがかかってしまっている人は、重力ではなく、腕の力で無理に振っているタイプのスイングをしているのです。

 腕の力で振る人は加速がないから、フィニッシュの前でブレーキがかかってしまうのです。

 フィニッシュでは振り切ってください。左の肩が頭の後ろに行き、左の肩甲骨が背骨に寄ってくるのが正しい動きです。ここまで振り切れるようにするのが、ドライバーのフルスイングなのです。

 きれいなフィニッシュが取れているということは、バランスよく振り切れているということですし、スイングプレーン、体の動きも正しいという証明でもあります。そして何と言ってもゴルフがじょうずに見えます。

 この「じょうずそうに見える」という見た目は、実はゴルフではとても大切だと思います。まずは形(フォーム)から上級者の仲間入りをしてみませんか?

◆今週の宿題

効果絶大“逆さ振り”

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 スイングの加速を感じる練習としては、クラブのヘッド側を持って振る方法があります。腕の重さとシャフトの重さで加速させて振り切ります。まずは左手一本で振って、フィニッシュを取る。その後、右手を添えて終わり。この練習はいろんな効果があります。まずシャフトの加速を体感できること。インパクトエリアまでスピードを加えていって、インパクトで一気に解放してやる。そのタイミングも身に付きます。

 これを連続で振ってみてください。やってみるとわかりますが、これは結構な運動になります。体が硬い人は、肩甲骨の柔軟性を高めるストレッチにもなります。ぜひ、試してみてください。一日だけで終わるのではなく、できる限り毎日、少しでいいから続けてください。これは素振りですから、練習場にいかなくても、家の庭でできます。もちろん、周りには十分気をつけてくださいね。

◆宿題やってみました

モー娘。生田 フィニッシュは完璧でした!!

(左)体が柔らかくて、肩が回りすぎることが悩み(右)これが生田のフィニッシュ。女性らしく肩甲骨の柔らかさが出ている

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 モーニング娘。’14の生田衣梨奈(いくた・えりな)です。今週も張り切ってがんばります。内藤コーチ、よろしくお願いいたします。

 宿題は「フィニッシュをしっかり取る」でした。わたし、よくオーバースイングと言われるので、体の回り過ぎを防ぐ意味もあって、スイングはいつも右手だけでしています。トップも右手をストッパーにしてつくっています。だから、左手一本のスイングをすると、感覚がいつもと全然違っていてちょっと恐い。鏡で自分のスイングをチェックしながら、トップをつくるので、これが正しいかどうかもわかりません。

 フィニッシュはまったく問題なかったです。実はふだんから、フィニッシュのきれいなゴルファーになろうと思って、自宅の鏡を使って素振りをしています。ゴルフを始めたころは、フィニッシュが全然取れなくて、いっつもバランスを崩してました。でも、練習をしているうちに、何となくできるようになりました。

 どんなに当たりが悪くても、フィニッシュが決まると、なんとなくいいスイングができたような気がするんです。そのおかげなのかどうかわかりませんが、ひどいスライスがあまり曲がらなくなってきました。内藤コーチ、いかがでしょうか。

体柔らかければ簡単

 内藤「今回の宿題はトップをつくることではないので、あまりトップのことは気にしないでください。腰までの高さでも構わないので、左腕だけでクラブを持ってスイングし、しっかりフィニッシュ、その後に右手を添えることができたら合格です。体の柔らかさがある生田さんは十分、合格ですね。大きなスイングアークをつくる練習として有効なので、左腕一本のスイング、続けてくださいね」

 ▼生田衣梨奈(いくた・えりな) 1997(平成9年)7月7日生まれの16歳。福岡県出身。趣味のゴルフは小3から始める。ドライバーの飛距離は230ヤードを誇る。得意なクラブは7番アイアン。

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

 (毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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