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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

レールをイメージしてますか? 打球曲がらない!ワンプレーンスイング

2014年5月1日 紙面から

スイングは立体的な体の動き。軸を中心に斜めのスイングプレーンのレールに肩、腕、シャフト、ヘッドを乗せるイメージ

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 4月はワンプレーンスイングの基本的な考え方と、練習方法をレッスンしてきました。首の後ろの軸を中心に、一つの平面を肩、胸、腕、シャフト、クラブヘッドが動くというスイングです。5月は、このワンプレーンスイングを完成させていくレッスンをしていきます。

脇は締める

 スイングというのは基本的に3次元です。立体で動きを理解しなければなりません。一つの大きな円を斜めにしてください。おへそのあたりからヘッドまでがその半径です。これがトップまで同じ円軌道を描いていきます。トップから切り返し、インパクトでは、アドレスと同じところにヘッドが戻ってきます。トップまでの「行き」と、トップからインパクトまでの「帰り」はともにシャフトプレーンに近いところを通ります。

 インパクト後も軌道は同じ。そのまま斜めの円の軌道を描いてフォロースルーまでフィニッシュします。

 今までおさらいしてきた軸の動き、肩の動き、手の動き、シャフトの動き、ヘッドの動きが全部平行で動けば、スイングは完成します。脇は締まったままでしたよね。

 ゴルフという競技はスイングをしなければなりません。そのスイングとは、ワンプレーンという名のレールに、シャフトとクラブヘッドを乗せ続けていくものだと理解してください。

 このレールに忠実にヘッドが動けば、ボールはほぼ曲がらずに飛んでいきます。外からクラブヘッドが降りてこないから、ヘッドの芯に当たります。だからヘッドスピードなりの飛距離がちゃんと出ます。ヘッドスピードが男性アベレージゴルファーなみの女子プロでも、240ヤードはちゃんと飛ばすことができます。ヘッドスピードなりの距離とは、つまりそういうことなのです。

 プロゴルファーは頭の中でレールをイメージして、それにシャフトとクラブヘッドを忠実になぞっているのです。再現性の高いスイングとは、レールに乗っかったスイングなのです。テークバックで脇が空いたり、腰が浮いたりするとレールからはずれます。行きと同じレールを帰りも通るためには、インサイドからヘッドは落ちてきてインパクトを迎えなればなりません。

 ボールに当たる時のヘッドの角度(ライ角と言います)はアドレスと同じ。だから上から落ちてくるのではなく、インパクトの手前でほぼボールと同じ高さになっていなければなりません。穏やかな軌道を描いて降りてきて、穏やかな軌道を描いて上がっていきます。

 ボールに当てる意識が強い人は、せっかく正しくトップまでもっていったのに、ここで切り返しでレールからはずれて急激にヘッドが落ちたり、外からヘッドが来たりします。レールの途中にボールがあると思えば、最後まで振り切ればボールは必ず当たります。

◆今週の宿題

ボール投げで正しい腕の動き学ぼう

前傾維持してテークバック

(良い例)腕の力を抜いてまっすぐ放る(悪い例)力んで腕に力が入ると、右肩が前に出て、ボールは左に飛ぶ。これをスイングに当てはめるとフェースが開いていたらスライス、閉じていればダックフックになる

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 今週の宿題はボール投げです。動画や写真で使っているものは、ゴルフショップで売っている専用のボールです。ある程度の重量があるほうがいいのですが基本的にどんなボールでも構いません。サッカーボールやドッジボールでもいいです。

 まず両足を開いて、アドレスを取ります。腕を下ろしてボールを持ちます。次に前傾を維持したまま、テークバックします。トップで腕を曲げ、ちゃんと肩と平行になっているかを確認。その切り返しで、ボールをゆっくり正面(ゴルフで打ち出したい方向)に投げます。

 腕から力を抜いて、まっすぐ放ります。今度は思い切り遠くに飛ばしてみてください。遠くに投げようと力めば力むほど、腕が外から出てきて左の方向に抜けていくことがわかるはずです。これがアウトサイドインの腕の動きの正体です。腕の力を抜いてしっかりとトップとフィニッシュを取ってください。このトレーニングでドライバーを打つ時の腕の正しい動きが身に付きます。

 2人1組でキャッチボールなら公園などでもできますよ。軸、肩、腕の動きが正しければ、シャフトやヘッドは変な動きにならないし、ボールも極端に曲がることはありません。

◆宿題やってみました

「自分の欠点 簡単に見つかった」

(1)リラックスして腕の力を抜くと、このようにきれいに上体を捻転させることができる(2)ボールもまっすぐに投げることができた。こんなふうにスイングができたら、ボールも曲がらないのに…

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 今週は当コーナーの編集担当の青山が挑戦してみました。ゆっくりと真っすぐにボールを出すことだけを意識してボールを投げると、なるほど真っすぐいきます。試しに思い切りボールを放り投げようと、力いっぱい腕を振ったら、ボールは左方向にいきました。

 これがたぶん、わたしがゴルフで悩みに悩んでいるチーピンの正体なんでしょうね。右肩がインパクトで前に出て、前傾が崩れ、スイングプレーンも円ではなくなってしまっていることがわかりました。

 特にトップからテークバックで腕の力をちゃんと抜かないといけないことがよくわかりました。

 それと、このドリルをしてみて発見したのですが、どうも動画や写真で自分のボール投げを見てると、相当に下半身がグラグラと動いています。反動をつけて投げようとすればするほど下半身が大きく動く傾向があります。これって、いわゆるスエーですよね。ボール投げに支障はないのですが、スイングではよくない動きなんですよね。

コツは上半身捻転

 内藤「スエーは絶対にスイングではしてはいけない動きです。青山さんもそうですが、上半身に力が入れば入るほど、下半身が動くという傾向があります。上半身を力ずくで動かす男性に多いタイプです。ですから下半身の動きを止めるのではなく、上半身の動きを変えることで、下半身の動きも変えることができます。腕の力を抜いて、しっかりと上半身を捻転してやれば、下半身の動きは自然に抑えられます。ボール投げドリルで上半身の捻転(ねんてん)を覚えてください」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44年)9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。海外のツアーにも精通している。現在は平塚哲二、矢野東、伊藤誠道らツアープロのコーチを務める。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03・3334・7111 レッスンなども随時受付中

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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