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【内藤雄士の「必ず上達する、これが最新スイング」】

脇を締めれば肩と腕は平行 ドライバー編(3)

2014年4月17日 紙面から

胸、肩、腕がトップでもちゃんと平行になっているのがワンプレーンスイング。トップでは肘をちゃんとたたみましょう。前傾の維持もわすれずに。前傾が維持できないとプレーンからはずれてしまう

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 今週はドライバーを振るときの腕の動き(アームプレーン)をレッスンします。先週レッスンした肩の動き(ショルダープレーン)と腕の動きは連動して、常に平行にならなければなりません。正しい腕の動きを覚えれば、曲がらないドライバーが身に付きますよ。

脇は空けちゃダメ

 先週も書いたのですが、アマチュアゴルファーのみなさんは、スイングを考える時、ほとんどクラブシャフトやヘッドの動きのことしか頭にないですよね。ヘッドやシャフトは、体の軸からもっとも遠いところの回転軌道(プレーン)だけを考えているわけです。それに対して、われわれのような専門家はどこを見ているでしょうか。まずは体の回転、つまり後ろの首の付け根にある軸を見ます。これがちゃんとその場で回っているか。その後に肩のプレーン、腕のプレーン、シャフトのプレーン、最後にヘッドのプレーンと、軸に近いところから遠いところに向かって見ていきます。

 逆に言えば、軸、肩、腕がそれぞれ正しい動きをすれば、シャフトやヘッドも正しい軌道に収まりやすいのです。シャフトやヘッドの動きを正しくしようとしたら、軸、肩、腕が正しい動きをしているかどうかを先に見ます。体の動きも、この順番の方が覚えやすいのです。

 シャフトやヘッドが極端にアップライトになったり、フラットになったりするスイングの場合、原因は軸回転、ショルダープレーン、アームプレーンのどこかがうまく機能していないと考えます。

(1)脇が空いて腕や肘と肩、胸が平行になっていない。この時点ですでにプレーンは崩れてしまっている。(2)今度はフラットに腕を引きすぎてしまっている例。これも腕と肩や胸が平行にならない

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 今週はその中の腕の動きです。アドレスで前傾した時、腕はだらんと下がります。そしてスイングの間中、脇はできるだけ空けないようにしてください。体が硬くてトップで脇が空く人は、少なくとも腰から腰までは脇を締めることを意識してください。急激に脇が空いた瞬間に、腕の動きがプレーンからはずれ、正しい回転ができなくなります。ある程度脇が締まっていれば、腕の動きが描くプレーンは、前傾した肩の動きに平行に近くなります。テークバック、トップ、インパクト、フォロースルーまで、腕の動きと肩の動きが描くプレーンは平行に近くなっていなければなりません。

 これが正しい腕の動きになります。ゆっくりとしたスイングでいいから、肩の動きと腕の動きが平行になっているかどうかをチェックしながら、スイングをしてみてください。

手をダラ〜ン 前傾維持して振る

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◆今週の宿題

 まずはアームスイングドリルをします。ドライバーを振るつもりで体を動かしてみます。本物のドライバーは持ちません。腕の使い方だけを覚えるためには、むしろドライバーを振らないほうが有効です。だらんと真下に下げてアドレスします。前傾を維持しながら、テークバックからトップ。切り返してインパクト、フィニッシュ。インパクトではグリップがまったく同じところに戻ってくるようにしてください。

 こうやって文章にするといかにも楽そうに思えますが、軸をその場で回し、肩を90度回し、腕を脱力させ、ひねり戻していく。ひざの位置、腰の位置は変えずに体を回転させます。ここで普段右腰が浮くくせのある人や、スエーをしてしまう人は、この「その場で回転する」という動きが非常に制約がかかってしまうように感じます。

 打つ前のウオーミングアップにぴったり。これができて初めて正しい腕の動きができるようになります。

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◆宿題やってみました

 中日新聞社メディア局の田中康介と申します。九州生まれ九州育ちの35歳です。このゴルフレッスンでは動画の撮影と編集を担当しています。

 ゴルフは先輩に誘われて始めました。すぐにその面白さにはまりました。けど、同時にほんと、難しいスポーツだとも思いました。我流ではまったく上達しないと思って、近くの練習場のレッスンに通い出しました。フォームは少しずつよくなっている自覚はあるのですが、ラウンドではまったく効果が出ず、100を切ったことがありません。

 高校時代までは野球をやっていたから、クラブを振ることに違和感はないのですが、野球と違って止まっているボールがうまく当たりません。

 内藤さんの教え通りに両わきを締めることを意識すると、テークバック時で両わきが空いてしまうことに気が付きました。何度も繰り返すことでスムーズに回せるようになりましたが、ちょっと油断すると、空いてしまいそうなので、いつも頭の中に入れておきたいです。でも、そればっかりだとスイングそのものがおろそかになりそうで。ゴルフって、リラックスしなきゃいけないし、気を付けなくちゃいけないことは多いし。ラウンドに出ると、頭がパニックになります。

筋肉ある人の注意点

 内藤「野球をやっていたということは、筋肉量はけっこうあると思います。筋肉量のある人ほど、実は体の回転がおろそかになりやすいんです。それに筋肉がつきすぎると、体も回りづらい。腕の使い方もぎくしゃくし、いわゆる動的柔軟性がそこなわれやすいのです。練習ではしっかり体を回す練習をしてください。そして本番では、とにかく腕を柔らかく使うことを意識するといいですよ」

 ▼内藤雄士(ないとう・ゆうじ) 1969(昭和44)年9月18日生まれの44歳。東京都出身。日大ゴルフ部在籍中に米国にゴルフ留学。最新のゴルフ理論を学ぶ。1988年からツアープロコーチとしての活動を開始。2001年にはマスターズ、全米オープン、全米プロの米ツアーのメジャー大会をツアープロコーチとして経験。丸山茂樹の米ツアー参戦に同行し、3勝をサポート。契約プロゴルファーの多数のツアー優勝を支えた。海外のツアーにも精通している。その一方で、東京都杉並区でラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、ゴルファーの育成にも取り組んでいる。

 内藤コーチのゴルフレッスンの感想を募集しています。採用された方には、ゴルフボール3個をプレゼントします。ファクス(052・231・0628)か電子メール(spo-golf@chunichi.co.jp)で送ってください。

取材協力 ハイランドセンター 東京都杉並区高井戸東3−11−7 (電)03(3334)7111 レッスンなども随時受付中

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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