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【桑原克典の「使えるレッスン」】

自宅で簡単レッスン 肩から肩まで…ハーフスイングを極めよう

2017年2月9日 紙面から

 2月は寒すぎて、ラウンドはちょっとという人に、今週はとっておきのレッスンを紹介します。寒い中、無理してやるラウンドは少し休んで、ハーフスイングを極めてみませんか。肩から肩までの振り幅の中に、スイングのすべてが凝縮されていると、桑原克典プロが教えてくれました。ハーフスイングをする時のセルフチェックの仕方も、このレッスンで完ぺきです。さあ目指そう、美しいスイングを−。 (聞き手と構成 青山卓司)

あぁ〜格好悪〜い肘の動きが間違い

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 −最近、ゴルフの調子が悪いと思って動画を見たら、がくぜんとしました。自分のスイングのあまりの格好悪さに。トップで右肘ががら空きになり、フィニッシュでは左肘が抜けてしまっていました。知らないうちに、こんなフォームになっているなんて

 桑原「青山さん、正確に言うと、『知らないうちになっていた』じゃなくて、最初から肘が畳めていませんでしたよ。青山さんのスイングの場合、問題なのは格好悪いことではありません。肘が畳めないフォームで打っても、まずパワーがボールに伝えきれないから飛ばない、スイングがアウトサイドからアウトサイドに抜けるから方向性も悪くなる。それが問題なんです」

 −何かいいレッスンはありますか。冬ですから、徹底して練習するには、むしろいい季節です

 「腕が肩の高さから肩の高さまでのスイングで直せます。いわゆるハーフスイングで、青山さんのスイングをチェックしていきましょう」

 桑原プロが用意したのは、ティーとクラブ2本。地面にティーを刺してボールを置き、ティーの前と後ろに一直線になるようにクラブを2本置いた。

 「このレッスンではティーにボールを置いて打ちます。置いたクラブはバックスイングとフォローのチェックのために必要です。まずは素振りです。テークバックで、肩の高さまで上げて、フィニッシュも肩の高さまでです。さあ、青山さん、やってみてください」

テークバックでヘッドが前出過ぎ

楕円の大きさを見れば力の大きさがわかる!!ヘッドが走るようになりフェイスターンも向上し方向性も良くなります

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 青山が挑戦した。肩の高さのトップでは右肘が空き、肩の高さのフィニッシュでは左肘が抜けて浮いている。

 「なぜ、肘が畳めないかというと、青山さんの場合、テークバックでヘッドが前に出過ぎて、グリップが後ろに引き過ぎているのです。だから必要以上にクラブがトップで立ってしまっています。これではダウンスイングではアウトサイドからしか下りられず、インパクトからもアウトサイドにしかクラブは出ていきません。腕が肩の高さにある時、グリップエンドはボールの後ろの延長線上、つまりボールの後ろに置いたクラブを指さなければいけません。青山さんは自分の足の後方延長線を指していますよね。逆に、腕が肩の高さのフィニッシュでは、グリップエンドはボールの前方延長線上、つまりボールの前に置いたクラブを指します。ここでも青山さんはほぼスタンスの前方延長線上を指していますよね」

 −本当だ。クラブヘッドが必要以上に前に出てしまって、アウトサイドにあるってことですね。もっとインサイドに引かないと、いけないですね。長年染み付いた癖で、トップで左手首が甲側に曲がってしまっていますね。これでは肘を畳みようがないです

 「テークバックから手首の角度を意識してクラブヘッドをインサイドに引く。そのまま手首の角度を変えずにフィニッシュして、インサイドにクラブヘッドを出していきます」

毎日素振り100回でスイングが変わる

桑原プロのフィニッシュ。グリップエンドはボールの前方延長戦上にある

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 青山が7番アイアンで振ってみた。ボールは見事に真っすぐ飛んでいった

 「だいぶよくなりましたが、まだインパクトから左肘が浮いて、ヘッドがアウトサイドに出る傾向があります。肩の高さのフィニッシュでは、グリップエンドはボールの前方延長線上です」

 −バックスイングを意識するとフォローがうまくいかず、フォローばかり考えて振ると、バックスイングがおろそかになる。なかなかうまくいきません

 「最初から何もかもうまくはいきません。まずは素振りから、肩の高さから肩の高さまでを意識して振ってみてください。できたら、一日100回です。素振りはお金がかかりませんから。もってこいの練習方法でしょ。これで力をボールに強く伝えることができるからボールが飛ぶようになります。ターンが使えるようになるから、方向性が安定します。肘が畳めるようになるから美しくなります。2月は素振り強化月間です。がんばってください」

【プロの独り言】夢の中でもゴルフ

 今週は夢の話です。プロゴルファーって、面白い夢を見るんです。ぼくもそうです。ぼくが見たのは室内コースの夢。グリーンはテーブルの上。床から、砲台のグリーンに乗せようとするのですが、まったくできない。乗っても、弾んでこぼれてしまう。「あー、どうしよう」で目が覚める。

 くだらない夢ばかりじゃありません。夢の中で、スイングのヒントをつかんで、それを実際にやってみたら、スランプを脱出したなんて話も聞いたことがあります。

 ぼくはゴルフが大好きだから、テレビを見ていても、他のスポーツを見たり、やったりする時も、どこかにヒントがないかと考えてしまいます。寝ている時くらいは、ゴルフから離れたいと思っても、やっぱり、試合をする夢を見てしまうんですよね。

 ▼桑原克典(くわばら・かつのり) 1969(昭和44年)4月4日生まれの47歳。愛知県北名古屋市出身。172センチ、71キロ。愛院大時代は「全日本学生」で優勝するなど、同い年の日大・丸山茂樹らとしのぎを削った。1992年にプロ転向。日本プロゴルフツアーマッチプレー選手権などツアー通算2勝。趣味はガーデニングとアユ釣り。得意クラブはパター。ミズノ所属。

 ◆教わる人 青山卓司。本紙のゴルフ担当デスク。入社25年目の53歳。ゴルフ歴15年。飛距離自慢のマッチョ系ゴルファー。

取材協力 明世カントリークラブ 瑞浪市明世町月吉1112番地の88 TEL:0572−69−2326 http://akeyocc.com/

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「お手軽エクササイズ」も掲載しています。)

 

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