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【桑原克典の「使えるレッスン」】

ドライバーもハンドファースト

2016年9月1日 紙面から

 アイアンのハンドファーストのポジションが理解できたところで、今度はドライバーのハンドファーストを、桑原克典プロがレッスンしてくれた。ボール位置が左になる分、レベルブローにはなるが、振り方はまるで同じだという。 (聞き手と構成 青山卓司)

頭も左に動き 振り遅れは必然

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 −アイアンのこすり球は、正しいハンドファーストになっていないからだということがわかりました。もっと深刻なのが、実はドライバーなんです

 桑原「多いですよね。ドライバーのスライスで悩んでいらっしゃる方。ドライバーはアイアンよりもさらにシャフトが長い分、どうしても自分から振りにいってしまいがちなんですよね。クラブが下りてくるのを待てないんでしょうね。結局、原因はアイアンと同じなんです。自分から打ちにいってしまっているから、正しいハンドファーストにならない。体が左に動いてしまって、頭も左に動いてしまったら、振り遅れでしか打てません。あるいは体が左に動いたまま、無理やりボールに合わせて打とうとするから、手首の角度も変わり、ハンドファーストの維持もできなくなります」

 −シャフトが長いために、もともとスライスがでやすいクラブなんですね

 「シャフトが長いということを必要以上に意識しすぎているのかもしれませんけど」

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軽くクラブ握り腕の力使わない

 −ドライバーもハンドファーストで打つことができれば、こすり球は出なくなるんですね

 「正しいハンドファーストのコツを教えます。(1)トップでは、左の3本の指(中指、薬指、小指)でクラブの重みを感じてください。ダウンスイングで無理に親指やひとさし指でクラブを押してしまうと、ヘッドファーストでインパクトを迎えてしまいます。(2)左脇を締める。ハンドファーストを腕だけでつくろうとすると、左脇が空いて、こすり球になります。(3)アイアンのインパクトとドライバーのインパクトでは、手の位置はほとんど変わりません。ただしボール位置が異なるので、アイアンに比べると、スイングがよりレベルになり、インパクトが軌道の最下点に近くなります。アイアンのスイング軌道の最下点はボールの先でしたよね。決して自分でロフトをつけたり、フェースを閉じたりせず、ボールの位置によって、自然にレベルブローになって、ロフトなりにボールが上がっていくイメージを持ってください。(4)スイングの軌道はインサイドからボールをとらえ、インサイドに抜けてフォローに向かいます。ヘッドが先行すると、アウトサイドインの軌道になり正しいハンドファーストになりません。アウトサイドからの軌道でハンドファーストで当たることを振り遅れと呼び、こすり球になります。(5)クラブヘッドの重さを感じて、インパクト以降はクラブヘッドに引っ張られる感覚を持てたら、合格です」

 −コツを整理すると、すごくわかりやすいですね

 「決して自分からグリップやシャフト、クラブヘッドを無理に走らせようとせず、体のしなり、クラブヘッドの重さや腕の重さ、シャフトのしなりを使って振ることが大切です。インパクト以降でヘッドの加速を感じられたら、正しいハンドファーストができている証拠です。そこからが応用です。それができたら、自分なりのスイングをつくっていってください」

【プロの独り言】ターフに見るプロとアマの違い

(上)プロのアイアンショットは必ず大きなターフが取れる (下)アマチュアゴルファーのティーショット。ターフはほとんど取れない

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 おもしろい写真を撮りました。あるゴルフ場の好意で、プロ8人が練習ラウンドをしました。その時の写真です。ショートホールのティーグラウンドです。どちらがプロが打ったティーグラウンドかわかりますか。わかりますよね。ターフがしっかりと取れているのが、バックティーで、ほとんど取れていないのがレギュラーティーです。バックティーはプロ8人で3ラウンド、つまりのべ24人が打ったティーグラウンド。レギュラーティーはアマチュアの方がのべ100人打った後のティーグラウンドです。

 これほど鮮やかに違いが出るんです。この差こそが、ボールがロフトなりに上がるかどうか、ボールにスピンがかかって止まるかどうかなのです。ダウンブローにボールを打っていく大切さが、如実に出ている写真です。

 ▼桑原克典(くわばら・かつのり) 1969(昭和44)年4月4日生まれの47歳。愛知県北名古屋市出身。172センチ、71キロ。愛院大時代は「全日本学生」で優勝するなど、同い年の日大・丸山茂樹らとしのぎを削った。1992年にプロ転向。日本プロゴルフツアーマッチプレー選手権などツアー通算2勝。得意クラブはパター。ミズノ所属。

取材協力 明世カントリークラブ 瑞浪市明世町月吉1112番地の88 TEL:0572−69−2326 http://akeyocc.com/

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「KARADAれしぴ」も掲載しています。)

 

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