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【桑原克典の「使えるレッスン」】

飛距離アップへ ヘッドスピード上げよう

2016年6月2日 紙面から

 「ドライバー・イズ・ショー」なんて言いますが、やはり、ドライバーを持ったら飛ばしたい。ティーショットで大きな飛距離を得ることは、そのまま大きなアドバンテージを得ることにもなる。6月の「使えるレッスン」は飛距離にこだわる! 飛距離に直結するヘッドスピードを上げるコツを桑原克典プロに聞いた。 (聞き手と構成 青山卓司)

コツを覚えれば簡単に伸びます

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 −ドライバーの飛距離を伸ばす方法を考えるということは、飛距離は何によって決まるのかを知ることだと思います。そうですよね、桑原プロ

 桑原「その通りです。飛距離を決める要因は、いろいろあります。ざっと考えただけでも、ヘッドスピード、フェースの当たる場所、フェースの当たる角度、ボールの材質などがありますね。最も簡単なのは、自分のスイングスピードに最適なボールを選ぶことです。これならお金で解決できます。しかも飛ぶボールは、スピンがかかるボールより安い!」

 −最も難しいのがスイングスピードを上げることですかね

 「難しいですか。ちょっとしたコツさえつかめば、間違いなく今よりヘッドスピードが上がると思いますよ」

 −経験上、力任せに振ってもボールは曲がるだけで、ちっともヘッドスピードが上がらないことだけはわかります。よく力を抜けばヘッドスピードは上がるとか言われますけど、それもどうかなと思います。本当に力を抜いて振ったら、ヘッドスピードが落ちて、ちっとも飛ばないです

 「それも正しいですね。力を抜いたら、ヘッドスピードは落ちます。やはり力は入れないと。ヘッドスピードを上げるには、パワーです」

筋肉のかたまり下半身を使おう

 −そうですよね! パワーですよね。でも、やみくもに入れても、ヘッドスピードが上がらない。どこに力を入れればいいんでしょうか

 「いい質問です。力の入れる場所が最大のポイントなのです。答えは下半身です。下半身に力を入れ、下半身の力で振ることがヘッドスピードを上げるコツなのです。筋肉量は上半身よりはるかに下半身の方があります。この力で飛距離アップを目指しましょう」

 −具体的にはどう力を入れればいいのでしょうか

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 「ではやってみましょう。まず上半身の力を抜いて構えてください。肩のラインを下げます。肩が上がると、それだけで力みます。上半身をできるだけリラックスさせて前傾姿勢をキープします。バックスイングでは、右足の裏にスイングのスイッチがあると思ってください。これを右足で踏みます。これをきっかけにバックスイングに入ります。トップから切り返しは、今度は左足裏にスイッチがあると思ってください。それを踏みます。そうすると自然と下半身リードができませんか。スイングの基本は下半身リードです。ヘッドスピードを上げるためにも、下半身を積極的に使ってください」

力だけじゃない大切な体重移動

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 −下半身リードをするということは、体重移動をするということですよね

 「わたしは体重移動を積極的にするタイプですね。飛ばすためには、やはり体重移動は必要だと思います。ただし、足の裏がめくれるような体重移動はしないでください。足の裏がめくれた時点で、体はどこまでも動きます。体重移動は必要ですが、あくまでも右足と左足の間です。ベタ足の範囲の中でという限定つきです。特に大切なのが、切り返しからの左足の使い方です。さっき切り返しで左足裏にあるスイッチを踏んで入れてくださいと言いました。これが下半身リードの切り返しのスタートです。そのまま左太ももを回転させてください。ぐっと力を込めて一気に回転させます。これでダウンスイングでヘッドが加速していきます」

 −左太ももの回転ですか。これは考えたこともありません。プロは下半身をすごく積極的に使っているのですね

意識して思い切り太ももをひねっていく。これがなかなか難しい

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 「そうでなければ、飛距離は伸びません。その時も大切なポイントは、左足裏を絶対に浮かせないこと。ここで左足の裏がめくれたり、浮いたりすると、そこから力が抜けてしまいます。左太ももを回しながら、足の裏はしっかりと地面につけておくことがコツです」

 −なかなか難しそうですね。だけど素振りでいいのなら、自宅の庭でできますよね。自分のものにするまで練習をします

【プロの独り言】脱水症にご用心

 暑い季節になりました。この時期のラウンドで特に大切なのが水分補給ですね。

 わたしの場合、1ラウンドで2リットルくらいは飲みます。ラウンド中も、歩いているときも、のどがかわいたと思う前に取るようにしています。

 中身はいろいろです。スポーツドリンクを水で自分の好みに薄めたものや、冷たい水からつくったお茶、ココナツウオーターなどなど。甘いものが好きなので、甘酒なんかもたまに持っていきます。

 気分転換にもなるので、数種類用意しておくと楽しいですよ。

 ただしビールなどのアルコールはすすめません。利尿作用があるので、かえって脱水症を促進させてしまうような面もあるからです。水といっしょに顆粒(かりゅう)のアミノ酸やビタミン剤を取るのもいいですよ。わたしも実行しています。

 ▼桑原克典(くわばら・かつのり) 1969(昭和44)年4月4日生まれの47歳。愛知県北名古屋市出身。172センチ、71キロ。愛院大時代は「全日本学生」で優勝するなど、同い年の日大・丸山茂樹らとしのぎを削った。1992年にプロ転向。日本プロゴルフツアーマッチプレー選手権などツアー通算2勝。趣味はガーデニングとアユ釣り。得意クラブはパター。ミズノ所属。

取材協力 岐阜セントフィールドカントリー倶楽部 岐阜県関市神野宇宮後3496 TEL:0575−29−0888 http://www.st-field-cc.net/

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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