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【桑原克典の「使えるレッスン」】

上級者ほどスロースタート シーズン到来 今週から桑原プロが先生です

2016年4月7日 紙面から

 こんにちは、プロゴルファーの桑原克典です。今年度のレッスンを担当することになりました。プロになって25年目を迎えます。長いプロ生活で覚えた技術、考え方の中で、特にアマチュアゴルファーの方に覚えてもらいたいものを厳選して、レッスンをしたいと思っています。4月は「ラウンドですぐに使える速効レッスン」です。まずはコースマネジメント。その極意は「ざわつかない」です。(聞き手と構成 青山卓司、取材協力 岐阜セントフィールドカントリー倶楽部)

コースで役立つ!!簡単マネジメント

ざわついてるあなた…そのテンションで18ホールもちますか?

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 −よろしくお願いいたします。好きなんだけど、なかなかスコアがよくならない。始めたいんだけど、きっかけがつかめない。どう練習していいのかわからない。そんな読者の役に立つゴルフレッスンにしたいです

 桑原「このレッスンでは、とにかくラウンドに使えるということにこだわりたいと思っています。すぐに使えるテクニックや考え方、練習方法を、できる限りわかりやすく説明していきます。そしてもう1つ。ゴルフでは、正解というものは決して1つだけじゃありません。プレーヤーの体力、筋力、身長に応じていろいろなバリエーションの正解があります。経験値や技量に応じても正解が異なります。わたしはいろいろな選択肢を用意します。その中から選ぶのは読んでいるあなたです。このレッスンを上達のヒントにしていただきたいのです」

 −今月はラウンドで使える速効レッスンですね。誰もが緊張するスタートホールのマネジメントを教えてください

 「大事ですよね。いいスタートが切れるかどうかで、その日のラウンドが決まるといっても過言ではありません」

 −スタートホールでOB打って、トリプルボギー、ダブルボギーなんてことになったら、もうその日が台無しになりますものね

 「そうならないための『とっておき』を、今から教えていきます。まず3番ホールまでは、絶対にざわつかないでください」

 −ざわつかないですか。緊張して心をざわざわさせないという意味でしょうか

 「それもありますが、態度もです。心もざわつかせない。動作もざわざわさせないことが大切です」

(1)キョロキョロせず狙う方向を2秒凝視して(2)リズムよくアドレスに入り(3)あまり間を置かずスイングするのが大切だ!!

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 −たとえば、動きでざわつかないということは、どんなことですか

 「まずいつもよりゆったり歩くこと。せかせかしない。ティーペグもゆっくり刺す。そして目線です。特に大切です。きょろきょろとあちこちを見ない。打ちたい方向に目線を合わせたら、2秒くらいは凝視してください。2秒見たら、リズムよくアドレスに入っていきます」

最後はいつも同じ平均の法則打破を

 −緊張すると、どうしても落ち着きなく動きますものね。視線だって一定しない

 「スタートでテンション上がってしまって、見ているこっちが疲れてしまうタイプのゴルファーを見かけますが、そういう人は、たいてい後半に入るとスコアを崩します。スタミナは体にもあるのですが、心にもあります。体のスタミナは実感しやすいのですが、心のスタミナのすり減りは、実感しにくいのです。前半よかったのに、後半崩れて、終わってみればいつものスコアという経験ありますよね。これをわたしは『平均の法則』と呼んでいます。これを打破するためには、心のスタミナを温存することが大切です。そのためにも、1番はざわつかず、静かなスタートを心掛けてください」

 −すべての動きをゆっくりにする、目線を動かさない。ほかに何かありますか

 「ハードルを下げます。スコア、狙いどころ、そして飛距離も、すべて下げます。無理せず静かにパーやボギーを取りにいく。大胆にバーディーを狙わない。フェアウエーのピンポイントではなく、だいたいのところでいい。フルスイングはまったく必要ありません。スリークオーターで打てるくらいの距離を振ってください」

心のゆとりもって慎重すぎる安全策

岐阜セントフィールドカントリー倶楽部の1番ホール。打ち上げのミドルホール。右はOBでがけ。左サイドは山すそで受けているホール

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 岐阜セントフィールドカントリー倶楽部の1番ホール。青山が1番から打ってみた。右サイドはOBゾーン。左サイドは山裾で比較的安全なエリア。スライスが持ち球の青山が、ティーグラウンドの右サイドから左方向に向いて、振った。打ったボールはフェアウエー中央から大きくスライスしてOB。

 「青山さんは向きが中途半端でした。安全や慎重ということを徹底するのも大切なマネジメントです。もう1度、ざわつかずに振ってみてください」

 再度、トライ。ゆったりとしたリズムからフェアウエー左方向に、ストレート系のボールが打てた

 「打つ前から、ナイスショットが出る雰囲気がプンプンしてました。これが、ざわつかずに振るということです。みなさんも経験があるはずです。上手な人は打つ前から、何となくうまいという雰囲気を持ってます。ナイスショットは打つ前に決まりますよ。平均の法則打破の第1歩は踏み出せました」

【プロの独り言】小道具にこだわり

 ゴルフ道具や、関連の小道具に凝るのも、ゴルフの楽しみの1つです。わたしも、根が凝り性なのか、道具にはずいぶんこだわってます。

 クラブやボールはもちろんですが、ティーペグ、グローブ、スパイクなどはスコアに直結するだけに、念入りに相性や性能を見極めましたし、いいと聞いたものは、自分で試したりもしました。

 そのほか、ボールマーク、グリーンフォーク、ネームタグ、スコアホルダーなど小道具を集めたり、珍しいものをつけたりしても、楽しいものです。プロでも、小道具に凝っている人は多いので、ツアーを見に行く時は参考にしてください。

 小道具で意外に役に立つのが医療品。テーピングテープ、ばんそうこう、めん棒、目薬などはバッグに入れてます。クラブハウスにも用意はされていると思いますが、ラウンド中だと、こんな小物があなたや同伴プレーヤーを助けてくれたりします。 (桑原克典)

 ▼桑原克典(くわばら・かつのり) 1969(昭和44年)4月4日生まれの47歳。愛知県北名古屋市出身。172センチ、71キロ。愛院大時代は「全日本学生」で優勝するなど、同い年の日大・丸山茂樹らとしのぎを削った。1992年にプロ転向。日本プロゴルフツアーマッチプレー選手権などツアー通算2勝。趣味はガーデニングとアユ釣り。得意クラブはパター。ミズノ所属。

 ◆教わる人 青山卓司。本紙のゴルフ担当デスク。入社25年目の52歳。ゴルフ歴14年。飛距離自慢で、小技はさっぱりのマッチョ系ゴルファー。

岐阜セントフィールドカントリー倶楽部 

1番ホール パー4 385ヤード

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 岐阜セントフィールドカントリー倶楽部(岐阜県関市神野字宮後3496)では毎週月曜日と火曜日を「セントの日」と銘打ち、限定サービスを開催しています。

 朝食バイキング(ソフトドリンク含む)、昼食と1ドリンク、アウト・イン各茶店の1ドリンクがついて、セルフプレーで1ラウンド8980円(ゴルフ場利用税、スポーツ振興基金、消費税含む)! 

 4月は11、12、18、19、25、26の各日。5月は9、10、16、17、23、24、30、31の各日。6月は6、7、13、14、20、21、27、28の各日。詳しい問い合わせは岐阜セントフィールドカントリー倶楽部=(電)0575(29)0888=まで

(毎週木曜日の紙面に掲載。紙面では他に「KARADAれしぴ」も掲載しています。)

 

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