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【藤井かすみの体感して ゴルフ上達ドリル】

ドリル(17)正しい方向へ打ち出すコツが自然とつかめます

2019年8月1日 紙面から

 これまでいくつかのパッティング・ドリルを紹介してきましたが、今回はパッティングで、正しい方向へ打ち出すためのドリルです。特に、フックやスライスのラインを打つことが苦手な人は必見ですよ。(取材、構成 児玉光雄)

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3個ずつ平行に刺す

 正しい方向へ打ち出すためのドリルは、いろいろあります。例えば、ヒモを引っ張って、それに沿って打ち出すとか、最近はレーザーで線を描く機器まで登場していますよね。今回は単純にできる練習法として、ゴルフ場に置いてあるボールマーク6個を使います。

 写真のように、打ち出す方向へ3個ずつ平行に刺してください。その間を通して打ちます。カップまでの距離は1メートルから1メートル半ほどがいいです。

 ラインはストレートではなく、フックやスライスになる箇所を選んでください。そうして、パッティングをしてください。正しく打ち出したボールは、自然と傾斜や芝目で曲がってカップに入って行くはずです。

 この練習は1メートルほどのフックラインやスライスラインが苦手という人に効果的です。苦手な人に共通の欠点は、曲がりが気になってつい打ち過ぎたり、インパクトが緩んだりすることです。また、入れたくて、ついカップを先に見たり、顔が上がったりもします。つまり、一番大事なインパクトがおろそかになっていることです。

インパクトしっかり

 この練習で効果的なのは、ボールマークに沿って打つことで、インパクトがしっかりすることです。同じタイミングで決めた方向に打ち出してやると、あとはボールが勝手に曲がってくれます。このドリルを続けてやっていると、正確に打ち出すことの大事さや、タイミングが自然とわかってきます。

 この練習は、やればやるほど体に身に付いてきます。20球ほど続けて入れたら、ラインを変えます。私が教えているジュニアたちは、この練習を2時間ほど続けます。

正しい方向に打ち出す大事さと、タイミングが自然と身に付きます

写真

 ただ、こういった練習は実際のグリーンでしかできませんよね。プレー前の練習グリーンなどで、そんなプレーをカップ周りでしていたら、他の人から「邪魔だ」としかられちゃいますよね。ですからカップ周辺ではなく、曲がるラインを見つけて、ティーペックなどで仮想のカップを作ってやってみてください。

20球でライン変える

 プロが一番上手なのはパッティングです。ショットがよくてもパッティングが苦手な人は、到底お金は稼げません。成績上位のプロの共通するところは、パッティングの上手さと言っても過言ではありません。

 パッティングの練習は地味でつまらないものですが、やればやるほど上達します。打つのは自分で、曲がるのは球。そう思えるようになったら、もう、しめたものですよ。

【かすみのひとりごと】

予選通ったのに「予選落ちして覚えていません」…物忘れひどいです

 私の物忘れもひどいものです。

 かつて出場した全英女子オープンの話です。高反発のドライバーは海外で先に使えなくなっていたのに、私は堂々と高反発のクラブを持って英国へ行ったそうです。

 現地で気付き、慌ててイギリスミズノに適合クラブを頼んだそうですが、結局、一緒に行ってた服部道子プロがミズノのドライバーを2本持っていたので、使わない方の1本を貸してくれたそうです。そんなことも、もう忘れているのです。

 昨年、そのコースで全英女子オープンが行われ、テレビ局から出場選手について見どころの説明などを頼まれました。ところが、「藤井さん、コース覚えてますか?」と聞かれて「予選落ちしたから覚えていません」と答えると、「予選を通って、ちゃんと4日間、回っていますよ」と言われて笑われちゃいました。

 続きがあって、4日目には服部選手と同じ組で回っていたのです。さらに、どこかのホールの深いバンカーで何回も打たされていました。こんなことも全く覚えていない私っておかしいですよね。

 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。

 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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