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【藤井かすみの体感して ゴルフ上達ドリル】

ドリル(9)クラブのネックを滑らせる感覚が身に付きます

2019年6月6日 紙面から

 さて、今回からアプローチ編のドリルです。スコアメークに一番大事なのはアプローチだということは、みなさんわかってますよね。まずはアプローチが苦手な人、必見、いや、必読ですよ。目からウロコだとうれしいなぁ。 (取材、構成 児玉光雄)

平行に振る感覚で

アプローチのダフり防止! ボールの位置を高くして打ってみましょう

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 大きなショットも大切ですが、スコアメークで最も大事なのはアプローチです。アプローチが苦手な方はどうしても、少なくてもボギーで済むところがダブルボギーになったり、トリプルボギーになったりします。これではスコアがまとまりません。

 そこで今回は、ダフらないためのとっておきの「マル秘テクニック」をお教えします。

 実は私も、指導する立場になってから、アプローチに対していろいろ考えるようになったのです。当時もう少し向き合っていれば、30勝はできていたのではないかと勝手に思うぐらいです。それでは始めましょう。

 今回のドリルはボールの位置を高くする方法です。マットが数枚あれば、それを重ねればいいのですが、練習場のマットは1枚しかないでしょうから、マットの下に敷く物を探してください。

トゥの部分が浮く

 今回はボールを入れていたダース入りの箱をマットの下に置いて、その上にマットを乗せ、ボールを置きました。普通に打つより、ボールの位置が高くなりますよね。そのボールを平行に振る感覚で構えてください。自然とハンドダウンの形になると思います。

 そこで大事なのは、フェース面の角度です。手前のネック部分が地面に付き、フェースの先の「トゥ」の部分が浮く形になりませんか。この形が大事なのです。

このドリルで、クラブのネック部分が滑る感覚が身につきます!

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 当時、ジュニア上がりの選手たちが簡単にアプローチするのを見ていて、なぜみんなうまく行くのだろう? と不思議でなりませんでした。私はヒール側で打とうとするとダフっていたので。どちらかというと、近くに寄ってフェースの先で打っていました。そこで、子どもたちのように自分が低くなって打ってみたら、初めてヒール側の使い方がわかったんです。

 ネックで地面を打つ感覚を。ネックで地面を打つと、ダフってもネックが滑ります。

 私も22歳になってゴルフクラブを握りましたから、子どものように平行に振った感覚がありません。つまり、ネックを滑らせて打つ感覚もなかったのです。大人になってゴルフを覚えると、どうしても上からボールを見下ろして打つために、フェースの先で打ちにいってしまいます。だから、刃の部分が刺さってしまうんです。

ライが悪くても◎

 ところが、ネックだと滑ってくれます。この感覚をつかむと、芝の薄いところだったり、ライの悪いところでも思い切って打てるようになります。

 ゴルフにはエクスプロージョンという打法があります。ライの悪いところなどでフェース面をやや開き、バンスを地面に滑らせて打つ方法ですが、これは高度なテクニックが必要です。

 ですが、ネックを滑らせて打つのなら簡単ですよね。さあ、アプローチの苦手な方はすぐにやってみてください。

【かすみのひとりごと】

プロの推薦は年間8試合のみ…アマにも出場回数制限設けるべき

 黄金世代とかプラチナ世代とか言われていますが、今は若くしてゴルフを始めた世代が多くなっています。トーナメントの出場回数も昔より増えていますから、若い子が活躍するのは当たり前でしょう。

 そこで最近、強く思うことがあります。現状、プロゴルファーは年間8試合しか推薦がもらえないことをご存じですか? 一方、アマチュアには制約がなく、全試合に推薦で出ることも可能です。

 実は、この差が大きいんです。トーナメントを経験できることは、何にも代え難い利があります。

 私は、アマチュアにも出場回数の制限を設けるべきだと思っています。ましてや、学生であれば勉強をしなくてはいけない立場なのに、毎週試合に出ているのもどうかと。アマチュアの分だけ、プロの出場枠は減ります。

 東大に合格するより200倍? も倍率が高いといわれる女子プロゴルフの世界。プロがもう少し優遇されてもいいような気がします。

 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。

 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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