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【藤井かすみの体感して ゴルフ上達ドリル】

ドリル(7)ゆったりとした懐のあるスイングが身に付きます

2019年5月23日 紙面から

 ゴルフに大切なのはしっかりしたバックスイングです。手などでヒョイと上げていませんか? 意外にやっているようで、やれていないのがこのバックスイング。チェックするには、このドリルが最適ですよ。 (取材・構成・児玉光雄)

守るように体回転

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 今回、私は写真のようなお人形を持ってきました。だいぶ昔に「だっこちゃん人形」がはやりましたが、似てますね。

 このお人形を左の腕にはめます。スイングをすると、お人形がちょうど胸の前に来るようにセットします。そうやってバックスイングに入ります。ここでお人形がつぶれてしまうようなら、手だけでバックスイングしている人です。つぶさないようにバックスイングするには、懐でお人形を守るように体を回転するしかありません。これがバックスイングです。

 よく、腕の三角形を守ってスイングしようという教えがあります。それと同じで、お人形をつぶさないようにするには、自然と両腕が三角形になるはずです。このお人形は、私がジュニアを教えているアカデミーの指導用に見つけてきたものですが、みなさんは代用品としてヘッドカバーやタオルを使ってみてください。

少し違う感覚に…

 そのときは腕に巻くのではなく、ワイシャツの胸に差し込みます。シャツの前がふっくらと盛り上がるはずです。そうして、胸の中に入れたヘッドカバーやタオルをつぶさないように振ってみてください。

 どうですか? やってみると、頭で考えていたスイングとちょっと違う感覚になりませんか?。つまり、思っていたより腕だけで上げていたりとか、体をしっかり回していなかったとかがわかるはずです。

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「空間認識」を体感

 今回のドリルの目的も、正しいスイングをするための「空間認識」を体感してもらうためですが、人間って意外に空間の距離は把握しにくいんです。それに、一度身に付いた動きはなかなか直せません。これは脳がそれまでの動きを覚えていて、なかなか忘れさせてくれないからです。

 バックスイングの小さな人に「もう少し、バックスイングを大きく」と言って実際にさせても、さほど変わっていないことがよくあります。前回も言いましたが、映像に撮って見せてあげると「え〜、こんなもんですか!」と驚かれることがあります。本人は大きくしているつもりなのですが、実はそれほど動いていないのです。

 ですから、こういったドリルを使って体感させるのがいい方法です。何回も何回もスイングするうちに、スイングの軌道が身に付いてきます。そうなれば最高です。

 小手先の小さなスイングに進歩はありません。懐のあるゆったりとしたスイングを、さあ、みなさん、身に付けましょう。

【かすみのひとりごと】

今も本格トレーニングを欠かさない女子プロゴルファー仲間

 つい先日、あるプロアマで懐かしいメンツに会いました。朝食テーブルには村口史子さん、服部道子さん、平瀬真由美さんと私。そこで始まったのがトレーニングの話でした。

 村口史子さんは、週に1度は若い子たちと本格的にトレーニング。服部道子さんは1日おきくらいに30分、体幹トレーニングをしているとか。

 すごいのが平瀬真由美さん。去年の熊本でのレジェンズ大会で思うような成績が出なかったことから一念発起して、なんと毎日欠かさず30分のトレーニングをしていると言うではありませんか。

 私も頑張らなくちゃ。

 <藤井かすみ(ふじい・かすみ)> 1967(昭和42)年11月30日生まれ、山口県岩国市出身の51歳。身長162センチ。ヴィクトリアゴルフ所属。学生時代はソフトボールの選手で東京女子体育短大のとき日本代表にも選ばれた。23歳からプロを目指し、3度目のプロテスト受験だった95年8月にトップ合格。2001年ベルーナレディースカップでツアー初優勝。02年には3勝を挙げ賞金ランク2位。ツアー通算10勝。師弟関係は岡本綾子。現在は兵庫県でジュニア育成に力を入れている。

 取材協力 中日カントリークラブ(三重県鈴鹿市東庄内町1447)(電)059(371)1188

(毎週木曜日の紙面に掲載)

 

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