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【プロ野球】

低学年でも勝利至上主義でいいのか?

2020年1月18日 紙面から

 【質問】3年生以下の小学生低学年を指導しています。チーム方針として、低学年でも勝ちを目標にしています。私としては楽しくやらせたいのですが考えを聞かせてください。 (川崎市 Yさん=41歳)

 【答え】小学生野球の勝利至上主義はどうなのかとずっと議論されていますが、いまだに答えは出ていないように思います。学童大会でもベンチから大声で選手を叱咤(しった)している指導者を目にすることがあります。甲子園に出てプロ野球選手を夢見る子供たちは強いチームに憧れるので、勝利至上も仕方ないのかもしれません。難しい問題です。でも低学年でしょう。私も指導した経験がありますが、低学年の子は集中力が長続きしません。教えたというよりも一緒に遊んだという印象が強く残っています。

 野球が好きになるには面白いと感じるところからスタートするのがいいでしょう。練習で子供たちが一番喜ぶのはバッティングです。自由に好きなフォームでボールを思い切りたたいたときの感動は忘れないと思います。それを「ボールをよく見ろ、ボール球を振るな」とあれこれ注意すれば、見極めにばかり神経が集中してバットを振れません。逆にバットの届くところは全部振れと教えれば、最初は頭よりも高いボールに手を出していた子が自然に振るべきかどうかを理解するようになります。バットを強く振ることは素晴らしいことです。それをほめてやりたいものです。野球は楽しいと思うことがレベルアップの原点ではないでしょうか。 (慶大野球部元監督)

 【水、土曜日連載】

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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