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【プロ野球】

「育成」重視なら積極的に打たせる

2019年9月14日 紙面から

 【質問】学童野球を指導しています。私は積極的に打つように指導していますが、別のコーチが、選んでいけと教えるので困っています。どう対処していいのか、アドバイスをお願いします。 (東京都狛江市 Fさん、46歳)

 【答え】少年野球では、自分の子供が入部してから、お父さんコーチになる人がいます。高校や大学で活躍した人もいるでしょう。意見の違いも当然ながら出てくるでしょうね。積極的に打つこと、ボールを選んでいくこと、この2つは「育成と勝負」の優先順位によってどちらも正しいといえます。小学生の場合は、野球の面白さや将来も続けいきたいという気持ちにすることが大事で「育成」を優先させたいと思います。

 私はプロ野球経験者という立場からのアドバイスですから、皆さんとは少々、観点が違うかもしれませんが、学童の指導者には「ストライクは初球からすべて打ちなさい」と教えてほしいと思っています。バッティングで必要なのは「打つ気持ち」であって「待つ気持ち」ではないからです。特にストライクの見極めが難しい3年生以下の低学年にはバットの届くところは全部打ちなさいと極端な教え方をすることもあります。

 常勝チームの監督さんからは、こんな意見を聞きました。「相手の投手がよくわからないので1巡目は、待てのサインを出すことが多い。ストライクはすべて打つのではなく2ストライクまでは自分の好きなボールを狙えと指導している」。勝負を大事にすれば、そうなるでしょう。いずれにしても、重要なのは指導の一貫性です。指導者どうしで、よく話し合ってください。

 (慶大野球部元監督)

 【水、土曜日連載】

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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