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【プロ野球】

中学生投手のインステップはダメ?

2019年8月28日 紙面から

 【質問】中学軟式の右ピッチャーです。監督や先輩からインステップを直すように言われています。自分では真っすぐに踏み出すよりもインステップの方がいいのですが、どうしても直さなければだめですか。(横浜市 F君=中2)

 【答え】インステップというのは、右投手なら軸足と目標を結んだ線上よりも右側に左足を踏み出すことで、絶対に直した方がいいと教えています。その理由は、インステップだと目標(ミット)に向けて体を正対させるために肩、腰、膝を大きくねじらなければならないからです。正しく真っすぐに踏み出したときと比べて負荷が大きくかかるので故障の原因になります。

 君がインステップの方がいいというのは、負荷がかかる分、力強く感じるからではないでしょうか。プロ野球には、左対左のショートリリーフで大きくインステップして投げる投手もいますが、彼らはボールの出所を見にくくするなど工夫をして自分なりの投球術を編み出したプロフェッショナルなのです。体も成長中の中学生には故障のリスクが高いフォームのまま投げるよりも、基本的な投球フォームを身に付けるのを勧めます。高校そしてその先でも野球を続けるためにもそれがいいと思います。

 インステップでも、真っすぐの線よりもわずかに踏み込んでいるだけの場合はアウトステップ(開く)するよりはいいといわれています。それでも、軸足と目標を結んだ線上にステップできるように練習するのがいいでしょう。軸足に十分に体重を乗せて、真っすぐに踏み出せばコントロールもつきます。

 (慶大野球部元監督)

 【水、土曜日連載】

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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