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【プロ野球】

キレのいいボールを投げるには?

2019年7月24日 紙面から

 【質問】女子硬式野球のピッチャーです。キレのいいボールを投げるには、どんな練習をすればいいですか。 (さいたま市 Nさん=高2)

 【答え】「ボールにキレがある」というのはよく使う野球用語で、見た目以上に打者の手元で伸びる球のことをいいます。多くの外国人投手はボールを深くしっかり握ることで重い球質のボールを投げますが、逆にボールを浅く軽く握ることで腕や手首、指がスムーズに動くと、多くのスピンがかかって打者の手元でホップするような球になります。このような球が打者の手元でも球速が落ちない「キレのあるボール」です。

 もちろん、正しいフォームと正しい腕の振りで投げるのが必須条件です。リリースの瞬間に指先に強い力を与えると回転数は上がります。最近では球速が150キロを超える投手はたくさんいますが、指先の押し込みがないと、野手投げと同じような棒球になって簡単に打たれてしまいます。一方で、スピン量が多いキレのあるボールは反発力が大きく、バットに当たるとよく飛びます。スタミナが切れてスピードがなくなると、回転数が多いボールはとても危険なので、投手は野手の何倍も走ってスタミナをつける必要があるのです。

 指先の強化は、日常生活の中で十分できます。(1)お風呂の中でグー、パーを毎日50〜100回繰り返す(2)左手にボールを持ち、右手の三本の指(親指、人さし指、中指)でボールを握り、力いっぱい引っ張って指を鳴らす−などの方法で鍛えてみてください。

 (慶大野球部元監督)

 【水、土曜日連載】

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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