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【プロ野球】

「前で打つ」と「引きつけて打つ」の違い

2019年7月13日 紙面から

 【質問】学童野球の外野手です。バッティングのとき、前で打つのと引きつけて打つのと、どちらが正しいのですか。 (稲沢市 F・N君=小5)

 【答え】小学生は言葉の使い方一つで迷うことがたくさんあると思います。指導者の中には、試合中に同じ打者に対して、この両方を言っている人がいます。空振りやファウルをしたときに「もっと前で打て」と言われたり「もっと引きつけて打て」と言われたりでは、どうしていいか分からなくなるでしょう。上級レベルになると、それぞれを理解できますが、小学生には、迷うようなアドバイスは避けてほしいものです。

 学童では変化球の代わりに遅いボールを投げます。それを真っすぐのタイミングで振りだすと、先っぽに当たるか、空振りをします。そんな時に監督やコーチは「もっと引きつけて打て」と言うでしょう。逆に振りだすタイミングが遅れて詰まったりすると「もっと前で打て」と言います。どちらもバッターのスイングを見ての正しいアドバイスなのですが、正しく理解できないと意味がありません。

 正しいバッティングは体の中心を軸として回転させます。上体が後ろに反ったり、両腕をたたんだままスイングする人はミートポイントを前に出すことで回転軸が真っすぐになります。「前で打つ」とはこのことです。逆にステップと同時にバットが出たり、上体が突っ込む人はポイントを近くにすると軸回転を真っすぐにすることができます。これが「引きつけて打つ」です。

 (慶大野球部元監督)

 【水、土曜日連載】

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

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