トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > コラム 江藤省三の白球教室一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

エンドランと盗塁のスタートは違う

2019年3月27日 紙面から

 【質問】ヒットエンドランのとき、一塁走者のスタートは盗塁のときと同じですか。バッターが空振りをした場合に備えてだと言われています。 (東京都文京区 Y君=中2)

 【答え】ヒットエンドランと盗塁のスタートは違います。まず、それぞれの目的を考えてみましょう。

 ヒットエンドランは、一塁走者が三塁まで行って、一、三塁にチャンスを広げるのが目的ですから、打者は最悪でも一塁走者を二塁まで進める役目があります。ウエストされたらファウルにするなど少々難しいボールでもバットに当てる工夫をしなければなりません。サインは打者有利のカウントでストライクが予想されるときが多いので走者は空振りを心配しなくてもいいのです。

 盗塁と同じスタートを意識すると焦りが生じます。相手のベンチも空気を察してピッチャーは何度もけん制をして様子を伺います。そこでアウトになるようなミスをしてはいけません。ヒットエンドランのときの一塁走者は、盗塁のときよりもやや遅らせ気味のスタートをします。特に左投手のときはスタートが遅れるくらいでいいでしょう。スタートを切ったら2、3歩行ったところで打者を見て打球の確認をします。フライかゴロかあるいは空振りかの判断で動きます。フライはバック、見える範囲のゴロは自己判断、後ろの打球は三塁コーチの指示、空振りのときはできる限りセーフになる努力をすればいいのです。

 (慶大野球部元監督)

 【水、土曜日連載】

◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。

〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ