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【一般スポーツ】

"スケート王国"修行中舞い降りた好感触…ショートトラックW杯 吉永一貴が地元名古屋で魅せる

2019年10月12日 0時32分

シーズンインに向けた練習に力が入る吉永一貴(左)=愛知県豊田市の中京大アイスアリーナで

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 スピードスケートのショートトラックで平昌冬季五輪に出場した吉永一貴(20)=中京大=が今季、新しい滑りを見せると意気込んでいる。今年もオランダでの武者修行を実施。スピードスケート王国のリンクで行った練習では、これまでにない感覚をつかみ成長を実感した。全日本距離別選手権(12〜13日、長野・帝産アイススケートトレーニングセンター)から強さを見せつける決意だ。

 吉永の心に大きな期待がふくらんでいる。8月から9月にかけて行った2年連続のオランダ武者修行中の練習で、“ニュー吉永”が誕生するきっかけをつかんだ。

 「一番は、いい意味で考えすぎないで滑れるようになったんです。力みなく、自然体で滑る感じかな。これまで目を向けなかった体幹の動きを滑りに入れるようになって、重心の位置を安定させることができて、必要最低限の脚力で氷を押せるようになりました」

 今オフは筋力トレーニングの負荷を強化し、そのせいで持病の腰痛が悪化。力んで滑る癖があった吉永は、オランダでの練習で痛みをなくすために力みを取ろうと思い、体幹を使って滑ってみた。すると、経験したことがない好感触が突然、舞い降りてきたという。

 オフの練習中には危機感も覚えていた。昨季はW杯カルガリー大会男子1500メートルで優勝し、全日本選手権も総合優勝を飾った。しかし、本人の心には「コンディションが下がる流れにあらがい切れなかった」という悔しさがあったという。

今季に向けた思いを語る吉永一貴

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 しかし、今は違う。オランダナショナルチームの滑りを観察し、自分の滑りに間違いはないと確信した。「オランダの選手は必要最低限の力しか使っていないから質が高いんですね。得たものは大きかったです」。自分もこの新しい滑りを突き詰めようと決意した。

 今季は11月29日〜12月1日に、W杯第3戦が名古屋南区の日本ガイシアリーナで開かれる。故郷での決戦に進むためには、全日本距離別選手権の好成績が必要だ。「持っている力は出し切ります」。確かな自信を胸にリンクへ向かう。

 ▼吉永一貴(よしなが・かずき)1999(平成11)年7月31日生まれ、愛知県尾張旭市出身の20歳。174センチ、63キロ。小学3年で競技を始め、愛知・名経大市邨高1年時に史上最年少の16歳で全日本選手権総合優勝。2018年の平昌冬季五輪は男子5000メートルで7位入賞。昨季は昨年11月のW杯カルガリー大会の男子1500メートルで日本男子では17季ぶりの優勝を達成し、1月の全日本選手権では3度目の総合優勝を果たした。

 

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