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【一般スポーツ】

丸木ジム「一家で王座を」 31歳兄が2代目会長就任

2019年5月9日 紙面から

2代目会長として弟・凌介(右)を支える兄・和也=名古屋市西区の天熊丸木ジムで

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 ボクシングの天熊(てんゆう)丸木ジム(名古屋市西区)の「丸木兄弟」の兄で元日本ランカーの和也さん(31)が、現役を退いて同ジムの2代目会長に就任した。「一家でタイトル」の悲願を弟・凌介(28)に託し、会長としてマッチメークだけでなく、トレーナーとスパーリングパートナーの“三刀流”で、まずは日本タイトル奪取を支える。

 ベルトの夢を託すように、弟にバンテージを巻く手に力を込めた。丸木和也さんの会長としての初陣は3月17日、愛知県刈谷市で行われた凌介のプロ23戦目だった。昨年の日本スーパーウエルター級王座挑戦2連敗から再起の5回TKO勝ちを、赤コーナーから見守った。

 「凌介にバンテージを巻いたのは、プロで初めて。これまでと変わらず、二人三脚という思いだった」

 先に名を上げたのは和也さんだった。日本スーパーライト級で7位にまでなったが、コンディション不良もあって2017年12月を最後に試合から遠ざかっていた。そんな中で昨秋、IBFインターコンチネンタル・ウエルター級タイトル戦が浮上。「花道にしたい」と思ったオーストラリアでの試合は、相手のけがで立ち消えに。再び気持ちが燃え上がることはなく、潮時を悟った。

 世界ランカーだった初代会長の父・孝雄さん(64)に継承を切り出し、3月1日付けで新米会長となった。

 肩書は「会長」でも一つの役割に納まるつもりはない。「凌介の相手が務まる中で、ボクより強い人はいない」と、スパーリングパートナー継続を宣言。アドバイスはもちろん、他のジムへの出稽古の送迎など、トレーナーとしてもこれまで通り支える。

 23戦16勝(11KO)6敗1分の凌介にとって、次のベルト挑戦はボクシング人生を懸ける大一番になる。それだけに兄は「3試合くらい準備してから」と慎重。弟も「全部分かってくれてるから、任せるだけ」。まずは日本タイトルへ。力を一つに合わせた兄弟が新章に突入する。 (志村拓)

 

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