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【野球】

台風被害…床上浸水で避難中の祖母に元気 プロ志望の中部大・片塩が窮地に1勝

2019年10月14日 紙面から

2番手で1イニング1/3を無安打無失点に抑えて勝利投手となった中部大の片塩響介投手=パロマ瑞穂球場で(川越亮太撮影)

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 愛知大学野球秋季リーグ戦(中日スポーツ後援)は13日、パロマ瑞穂球場で第7週第1日の2試合があり、2連勝すれば優勝の愛工大が中部大に敗れた。14日にも愛工大が敗れれば、勝ち点4で待つ中京大の優勝が決まる。勝ち点を落とせば2部優勝校との入れ替え戦となる東海学園大−愛院大は東海学園大が逃げ切って先勝した。

 床上浸水で避難している祖母に届け−とばかり、中部大の片塩響介投手(4年・長野工)が好救援を見せた。4点差に追い上げられた4回2死二、三塁で登板、満塁としたが、4番・中井を外角低めのストレートで空振りの三振で切り抜け、5回も無安打に抑えて、勝利投手になった。

 「久しぶりにしびれました。2年の春にも同じ場面で抑えることができたので、それを信じて投げました」と片塩は喜びいっぱいだ。

 長野県中野市出身。前日(12日)からの豪雨で千曲川の堤防が決壊。実家は被害がなかったものの、母から「祖母の家は床上浸水で避難しているよ」と知らされ、無事を案じていた。その心配を好投で吹き飛ばした。

 2年秋はベンチ入りしたものの登板なし。3年春から3シーズン、不調でベンチ入りもかなわなかった片塩。しかし、MAX151キロのストレートを持つ潜在能力の高さに、中日をはじめ、プロのスカウトも注目。片塩自身も9月にはプロ志望届を提出している。「育成でもいいからプロで勝負してみたい気持ちはあります」。

 今シーズンは優勝の可能性はないが、14日の試合に勝てば2位。「後輩にいい置き土産にしたいですね」と右腕は最後の踏ん張りを見せる。 (宮脇渉)

▽1回戦(中部大1勝)

中部大 410100020―8

愛工大 010100000―2

愛院大 000001000―1

東海学園大 00101000x―2

 

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