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【野球】

津田学園・前、高校初1号&0封 春季三重大会8強進出!

2019年4月15日 紙面から

7イニング無失点と好投し、高校初本塁打も放った津田学園の前佑囲斗投手=三重県松阪市の県営松阪球場で(麻生和男撮影)

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 三重では、今春センバツに出場した津田学園が海星に13−0で8回コールド勝ちし、8強に進出した。プロ注目の前佑囲斗投手(3年)が7イニング7安打無失点と力投し、打撃でも高校初本塁打を放った。菰野、いなべ総合も準々決勝に進んだ。愛知は愛知黎明、星城などが3回戦に進出。岐阜は開幕し、市岐阜商などが初戦突破した。

 甲子園の経験を生かした。雨が降る中、前は実力校の海星を相手に序盤から走者を背負う投球を強いられたが、要所で粘った。7イニングを投げて7安打無失点。「安打は打たれたけど、粘って、悪いなりには良く投げられた」。エース右腕の力投に応えた打線が、8回に大量11得点を挙げて、コールドで初戦突破した。

 前は打撃でも1−0の7回に左越えのソロ本塁打。これが、練習試合を含めても高校での初本塁打だった。練習では「一番放り込んでいるかもしれない」と話すほどの長打力の持ち主だが、実戦になると結果が出ず、チームメートから「試合で打ってくれ」と突っ込まれていた。「苦しい中で、自分で1点取れて良かった」。一振りで自身の投球を楽にすると同時に、打線にも火を付けた。試合後には、母・千鶴さんに本塁打ボールをプレゼント。球場の外でも、格好いい姿を見せた。

 センバツでは初戦で龍谷大平安(京都)を相手に延長10回まで無失点に抑えた。11回に力尽きたが、その好投が評価され、U18日本代表候補の研修合宿メンバーに選出。合宿では、大船渡・佐々木の163キロのストレートを目の当たりにした。

 「球の勢いが違った」。その佐々木からは「自分が投げやすい腕の位置で投げることが大事」とアドバイスされた。星稜・奥川とも仲良くなり、連絡先を交換。「地元ではいい投手と言われても、全国ではまだまだ。刺激になった」。3日間だけでも収穫はあった。

 甲子園での好投で、プロの評価は急上昇。ネット裏で視察した中日・中田スカウトアドバイザーは「ピンチになるとギアを上げてくる。素材は申し分ない」と評価する。「もう一度、三重で力を付けたい。公式戦は全部勝つつもり」と前。頂点を目指して好スタートを切った。 (麻生和男)

 菰野は伊賀白鳳に7回コールドで勝ち、8強入りした。今秋ドラフト候補の150キロ右腕、岡林は、先発で4イニング4安打2失点。昨年12月に右手中指のマメをつぶし、さらに爪が割れた影響でスライダーの制球に苦しんだが、直球は巨人のスピードガンで149キロを計測した。点差が開いたため、予定より早く降板した岡林は「出来は良くなかった」と頭をかいたが、巨人・青木スカウトは「あれだけ腕を振れるのは素晴らしい。打撃も、走る姿もいい」と評価した。

 いなべ総合は、エース・木戸が9安打を浴びながら3失点完投した。相手の三重高とは昨秋も2回戦で対戦し、2点リードの9回に3点を奪われて逆転サヨナラ負け。この日も同じ2点差で最終回を迎え、1点を失ったが、木戸が無死一塁から相手の送りバントを好フィールディングで併殺に仕留めた。新チームで初完投した左腕が「バント処理は徹底して練習してきた」と胸を張れば、尾崎監督も「木戸に尽きる」と褒めたたえた。

 

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