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【野球】

152キロ右腕立野ドラフトへ 11球団あいさつ、争奪戦か

2019年2月22日 紙面から

ドラフト1位候補の声も挙がる東海理化の立野和明投手=愛知県豊川市の東海理化グラウンドで(麻生和男撮影)

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 今年の中部地区で、もっとも注目を集める選手の一人だろう。東海理化(愛知)の立野和明投手(20)は、中部大第一高から入社3年目。1年目から都市対抗予選を経験した最速152キロ右腕が、満を持してドラフト解禁イヤーを迎える。

 「チームの勝利が最優先。先のことを意識すると自分のプレーができない。いつも通りを心掛けて、勝利に貢献したい」

 努めて冷静に話すが、周囲の注目度は高まる一方。年明けのチーム始動日に巨人、ロッテなどのスカウトがあいさつに訪れたのを皮切りに、今年に入って11球団が「立野詣で」を済ませた。スカウト陣からは「ドラフト1位候補」の声も挙がり、立野も「できれば、上の順位で行きたい」と自信を深めている。

 高校時代も最速142キロの好右腕として知られていたが、社会人に進んでさらに進化。入社後すぐにブルペンの一角を担い、都市対抗本大会を他チームの補強選手として2年連続で経験した。そして、昨秋の日本選手権初戦・室蘭シャークス戦で全国大会初先発すると、当時自己最速の150キロをマークし、6回まで完全投球を披露。同選手権後に社会人選抜の一員としてアジアウインターリーグに参加し、MAX152キロに更新した。

 それでも「去年はもっとできたかなと思う」と飛躍の年に満足することなく、さらなる成長を求めた。昨年はスムーズに体重移動するフォームで投げていたが、今年は左足を上げてからいったん止まり、ためを作る投げ方に変えた。「去年は球に勢いは出るけど、リリースがぶれていた。制球を安定させたかった」。ブルペン投球では手応えを感じ取っている。

 ウインターリーグでは、日本のプロとも対戦。先発したNPBイースタン選抜戦では、将来の大砲と呼び声高いヤクルト・村上に直球をスタンドまで運ばれた。「社会人にはいない打者。プロのレベルを感じた」。試合前の食事がファーストフードになるなど、グラウンド内外で厳しい環境でもまれた。その成果を勝負の1年に生かす。 (麻生和男)

 ▼立野和明(たての・かずあき) 1998(平成10)年4月3日生まれ、愛知県豊山町出身の20歳。181センチ、77キロ、右投げ右打ち。小学1年から豊山フェニックスで野球を始め、中学時代は東海チャレンジャーボーイズでプレー。中部大第一高では2年春からベンチ入り。同年秋からエース。東海理化では、新人だった一昨年はホンダ鈴鹿、昨年は東邦ガスの補強選手として、都市対抗を経験。昨秋の日本選手権・室蘭シャークス戦で、チームに全国大会初勝利をもたらした。

 

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