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【格闘技】

WBOフライ級3位20戦全勝の中谷潤人が4・4に世界初挑戦 家族の支え…米国武者修行「一発で世界を取りたい」とKO宣言

2020年2月14日 20時39分

世界戦挑戦が決まり、記者会見する中谷潤人

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 ボクシングの帝拳プロモーションは14日、東京都内で会見し、4月4日に東京・後楽園ホールでWBOフライ級3位の中谷潤人(22)=M・T=と同級1位ジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=の同級王座決定戦を行うと発表した。世界初挑戦の中谷は20戦全勝(15KO)、マグラモは24勝(20KO)1敗。この決定戦は前王者の田中恒成(24)=畑中=が世界4階級制覇を目指してスーパーフライ級に上げ、王座を返上したため設定された。

 「やっと世界戦ができる。世界で一番の男になれる。わくわくでいっぱいです。一発で(世界を)取りたい。マグラモ選手は器用さもパンチもあるが、KOしたい。長い距離で入り、長い距離のまま倒したいです」。金びょうぶを背にした会見場で、中谷が目を輝かせた。WBOに加えWBA1位、WBC3位、IBF7位と主要4団体すべてで上位に入る元日本王者が、ついにつかんだ世界へのチャンスに胸を躍らせた。

 12歳、中学1年でボクシングを始めて10年。影には常に家族のサポートがあった。中学時代は自宅に練習場を作り、世界王者になるため高校へ進まず米国で練習したいという本人の希望もかなえた。今は、家族全員が長男のため故郷の三重から相模原市に転居した。「できるだけのことをしてやろうと思いまして」と、父の澄人さん。転居後は同市内のトンテキ店「とん丸」や、ドライバーの仕事をしながら息子を支えている。

 中谷は、三重の自宅ジムには「フライ級世界チャンピオンになる」という目標を記していた。「あのころは身長140センチ台と小さくて、なんとなくフライ級だった。今は171センチで長くフライ級はできないと思うけど、この階級でチャンスがつかめうれしいです」。家族の夢は、4月に後楽園ホールで世界チャンピオンという形で結実する。

 ▼中谷潤人(なかたに・じゅんと) 1998(平成10)年1月2日生まれ、三重県東員町出身の22歳。同町の笹尾東小4年で空手を始め、東員第二中1年にKOZOジム(三重)でボクシングに転向。中学卒業後はボクシングに専念するため進学せず単身渡米し名伯楽ルディ・エルナンデス・トレーナーに師事した。2014年にM・Tジムに入り15年4月にプロデビュー、18年10月に日本フライ級王座獲得。通算20戦全勝(15KO)、右利きの左ボクサーファイター。愛称は「愛の拳士」。家族は父、母、弟。相模原市で家族でトンテキ専門店「とん丸」を営む。

 

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