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【格闘技】

目には目を中国人には中国語を!? 田中恒成「私は天才」3度目防衛戦を前に余裕のパフォーマンス[ボクシング]

2019年12月30日 19時35分

前日計量をパスし、ポーズをとるWBOフライ級王者の田中恒成(右)。左は挑戦者のウラン・トロハツ

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 大みそかのボクシング世界戦(東京・大田区総合体育館)の前日計量が30日、東京都内で行われた。3度目の防衛を目指す世界3階級制覇のWBOフライ級王者・田中恒成(24)=畑中=は50・8キロ、世界4階級制覇でWBOスーパーフライ級王座初防衛戦となる井岡一翔(30)=Reason大貴=は52・1キロといずれもリミットで1発クリア。田中に挑戦するウラン・トロハツ(26)=中国=は50・8キロ、井岡に挑むジェイビエール・シントロン(24)=プエルトリコ=は52キロで、ともにパスした。

 世界戦で初となる東京決戦へ、絶好調アピールは前日計量でのガッツポーズだけではなかった。田中がリミットで計量をパスすると、大みそかの抱負を聞こうと囲んだ報道陣を見回した。

 「気持ちよく締めたい。やっぱり明日…」と王者らしい貫禄たっぷりの回答が中断して「中国語で言っていいですか?」。中国からの挑戦者トロハツを意識したわけではないが、まさかの恒成劇場が幕を開けた。

 カンペなどはなく、通訳も担当する一人二役だった。『私は田中恒成です。大学で中国語を勉強してました。明日、全力を尽くします』とスラスラ。「皆さん、すごいなと思ったでしょうから」と日本語で間を作って『そう、私は天才です』の決めゼリフで、中京大で学んだ第2外国語の披露を締めくくり、いたずらっぽく笑った。

 異例のパフォーマンスを思い付いたのは、なんと前日計量前夜の29日。田中自身もこれまで最後の微調整に苦しんできたタイミングで、遊び心が芽生えた。8月のV2戦後から体重50キロ台をキープし続けるなど、長期計画の体調管理が実った何よりの証拠となった。

 ステージで立ちっぱなしだったラウンドガールに「お疲れさまです」と声を掛けるなど、余裕が出てくれば視野も自然と広がる。

 「今年3試合目ですけど一番調子がいい。ここまで来たら、好きにやります。練習してきたことも関係ない」と、ゴングが待ち切れない様子の田中。いつもよりさえ渡る頭脳と完璧仕上げの拳で、思い通りのKO劇の主役となる。

 

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