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【格闘技】

ドラゴンゲート 土井が9年9カ月ぶりに王者

2019年12月17日 紙面から

3カウントを奪った瞬間、歓声を上げる土井成樹(右)=福岡国際で(大西洋和撮影)

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◇ドラゴンゲート オープン・ザ・ドリームゲート選手権

 ドラゴンゲートの年内最後のビッグマッチ、福岡国際センター大会が15日にあり、メインのオープン・ザ・ドリームゲート選手権で土井成樹(39)がBen−K(28)に勝って新王者になった。土井は9年9カ月ぶりの王座奪還。

 「古い人間でも新しいもんをつくれるんや。俺が見せたる。任しとけ!」。ドラゲーの頂点に位置するベルトを抱いた土井が、関西弁でまくしたてた。

 2010年3月にドリームゲート王座から転落した土井は、その後も常にドラゲーの中心で闘い続けたが、奪回戦はことごとく失敗。今回が8回目の挑戦で、試合前には「これで負けたら最後にする」と宣言していた。だが、相手は今年7月、デビュー3年3カ月で王者になり「ドラゲーの将来を担う男」として飛ぶ鳥を落とす勢いのBen−K。心身ともに充実しており、土井の圧倒的不利が予想されていた。

 実際、ゴングが鳴ると土井は再三追い込まれた。タックルで吹っ飛ばされ、高角度のパワーボムで何度もたたきつけられた。だが、そのたびにはね返す姿に、観客は次第に「土井ちゃん」コール一色に。その声に支えられた土井は、ロープに飛んで反動をつけてから繰り出すスライディングキックで相手の動きを止め、最後は受け身を取れないように固めてから繰り出すマスキュラーボム。一時は危険すぎて使用を禁じられた必殺技で、3カウントを奪った。

 2019年のドラゲーは、Ben−Kをはじめとした新世代の台頭が激しかったが、最後にベテランが息を吹き返した。土井は「俺が2020年のドラゲーを責任を持って熱くしたる。まだまだリングの中心は現世代や」と涙ながらに叫んだ。 (大西洋和)

 

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