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【格闘技】

「俺には何もなかった」村田諒太が持ち続けるアマ時代の飢え「6階級みんな五輪出てほしい」

2019年11月28日 19時55分

ドラムミットを打つ村田(左)

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 ボクシングのWBAミドル級王者・村田諒太(33)=帝拳=が28日、12月23日のトリプル世界戦(横浜アリーナ)メインイベントとして行われる同級9位スティーブン・バトラー(24)=カナダ=との防衛戦へ向け練習した。24日には鹿児島・阿久根市で行われていた東京五輪選考を兼ねた全日本選手権をテレビ観戦。現在、単身ホテル暮らししていることもあって「あのころの気持ちを思いだした」と初心に戻ってミット打ちなどを行った。

 練習を終えた村田が、汗をぬぐうのもそこそこに全日本選手権について語りはじめた。6階級の五輪代表候補が決まったアマの大一番だ。

 「堤(駿斗、57キロ級優勝、東洋大)すげえなって。適応力も技術もあって。健児(藤田、自衛隊)との決勝は3ラウンドだったけどボクシングの奥深さを感じた。あと森脇(唯人、自衛隊、75キロ級優勝)ですかね。でも開催国枠もあるし6階級みんな五輪出てほしい」

 村田は2012年ロンドン五輪金でアマの頂点を極めた。だが、思い出すのは五輪を目指していた頃のこと。「遠征先に洗濯機もなくて手洗いした洗濯物を絞って手の皮がむけたり…。今、息子が風邪をひいたのでホテル住まいで自分で洗濯しているけど、あのころの気持ちを思い出します。『あのとき俺には何にもなかったよな』って」。33歳は飢えた気持ちを取り戻していた。

 気持ちを新たにしての調整は順調。「この2週間ぐらいいい内容のスパーリングが続いている。つかんできてるかな、と思います」。精神的にもリフレッシュした村田は心技体をそろえて12・23に進んでいる。

 

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