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【格闘技】

“どの相手も井上君ほど強くない”合言葉に統一王者…田口良一が引退「やりきった」今後は育てる側に

2019年11月20日 22時45分

2つのベルトを手に笑顔を見せる田口良一=2017年12月

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 ボクシングの元WBA・IBF統一ライトフライ級王者、田口良一(32)=ワタナベ=が20日、東京都内で記者会見し、引退を発表した。2014年12月にWBA同級王座を獲得して通算7度の防衛を重ね、17年12月にはIBF王座も奪取して日本史上3人目の複数団体統一を果たした名王者。今年3月、WBOフライ級タイトル戦で田中恒成(24)=畑中=に敗れたのが最後の試合となった。通算27勝(12KO)4敗。

 田口はすがすがしい表情を浮かべていた。アマチュア経験がほとんどなく、本格的に取り組んだのは高校卒業後。そこからV7、2団体統一まで果たした男は32歳でグローブをつるす決断をした。

 「以前ほどモチベーションが上がらず、やりきったという思いもあって引退を決めました。ボクシングで得た一番大きなものは人とのつながり。感謝しています」

 2013年8月には日本ライトフライ級王者として、現WBA・IBF統一バンタム級王者「モンスター」井上尚弥(大橋)の挑戦を受けた。対戦を避けるつもりだった渡辺会長に対し、田口が熱望して実現。大差の判定負けだったが、その経験が何よりの財産になった。

 「あの試合があったから世界王者になれた。以降は、どの相手とやっても『井上君ほど強くないだろう』とリラックスして臨めました」

 また、16年から互いに対戦を熱望、結果として最後の対戦相手となった田中恒成との試合も強く印象に残るという。

 今後はボクシングを通じたフィットネスジム経営に乗り出したい。知人のジム(千葉・新松戸SOETE)でトレーナーをしているという元王者は「奥深いし、やりがいも感じます」。これからは人を育てる側に回ることになる。

 

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