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【格闘技】

“人生初カット”に井上尚弥「正直ドネアが2人に見えた」試合後は弟・拓真の敵討ちを宣言

2019年11月7日 23時34分

WBSSを制し、4団体のベルトを巻き、モハメド・アリトロフィーを手に喜ぶ井上尚弥

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◇7日 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝12回戦(さいたまスーパーアリーナ)

 IBF、WBA王者の井上尚弥(26)=大橋=はWBAスーパー王者で世界5階級制覇のノニト・ドネア(36)=フィリピン=に3−0の判定勝ちで頂点に立った。

 「ドネア選手、めちゃくちゃ強かったです。ボクシング人生初のカットも経験しました。世代交代と言っていましたが、これではまだまだ。来年もっと強くなって帰ってきます」

 かつてない精神状態での試合だった。試合開始は弟・拓真がWBCバンタム級王座統一戦で判定負けしてからわずか25分後。心が乱れないはずはなかった。いつもなら距離感をはかることに徹し、絶対の手応えをつかんだ時のみ仕掛けるはずが、1回から強引に踏み込んでしまう。距離感をつかみきれぬままのボクシングは、2回にドネアの伝家の宝刀左フックを浴びて右目上をカットするというアクシデントにもつながった。

「2回から、正直ドネアが2人に見えていました。そんな中で勝てたのは誇りに思います」。リング上で軌道修正していき、5回には右ストレートでアゴをまともに打ち抜いてドネアをよろめかせた。だが、7回には逆にまともに右を浴びてぐらつく、ボクサーとして初めてのシーンも経験させられた。だが、あらゆる試練をくぐり抜けて勝利をつかんだ。

 「この戦いの前、弟が負けてます。正直、拓真のかたきをとりたいと思います。WBC王者と、統一戦やりたいと思います」。試合後、尚弥はリング上から宣言した。

 

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