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【格闘技】

井上尚弥「この先に見たい景色がある」 7日にWBSS決勝

2019年11月6日 紙面から

記者会見後、モハメド・アリ・トロフィーを挟んでにらみ合う井上尚弥(左)とノニト・ドネア。中央はカレ・ザワーランドWBSS代表=都内のホテルで(伊藤遼撮影)

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 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝をメインとしたダブル世界戦(7日、さいたまスーパーアリーナ)の会見が5日、東京都内で行われた。WBSSで対戦するIBF・WBA同級王者・井上尚弥(26)=大橋=とWBA同級スーパー王者で世界5階級制覇のノニト・ドネア(36)=フィリピン=はともに紳士的なムードながら、尚弥が「世代交代を確実に成し遂げる」と言うと、ドネアは「彼の前に立ちはだかる壁になる」と宣言した。

 「決勝まで残り2日、WBSSがはじまって約1年。いよいよこの舞台まで来た。決勝でドネアと戦うのは一番望んでいた形。世代交代を確実になしとげるだけです」

 尚弥が、静かに闘志を燃やした。会見の壇上に並ぶのはドネア。10年前から意識してきた最高の相手と戦えることが「モンスター」を最高の状態にしていた。

 ドネアの試合映像を初めて見たのは高校1年生のころ。きっかけは父・真吾さんだった。「試合丸ごとだと飽きちゃうかもと思って名場面的なものを見せましたね」と、真吾さんは振り返る。

 他のボクサーにはそれほど興味を示さなかった尚弥が、ドネアには引き込まれた。軽量級ながら倒しに行く攻撃性、それを可能にする高い技術、そして強烈なパンチ−−。

 「プロ転向前から憧れていた選手。決勝で戦えることを誇りに思う」と、尚弥。かつて技術を見習った相手との戦いがうれしくてたまらない。

 だが、尚弥にとって11・7はゴールではない。勝てば世界中のボクサーを比較する全階級最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド」1位を争い、ラスベガス、ロンドンなど世界中から次戦の争奪戦が起きる存在になり得るのだ。

 「この先に見たい景色が山ほどある。そこに向けてがんばるだけです」。憧れたドネアを撃破し、世界ボクシング界トップのスーパースターへ。飛躍の日はもうすぐだ。 (藤本敏和)

 

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