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【格闘技】

[畑中評論]潮目が変わったのは6回、先に必ず手を出した京口のラウンドの取り方が一枚上だった

2019年10月1日 23時17分

9回、京口紘人(右)のアッパーが久田哲也をとらえる

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◇1日 WBAライトフライ級タイトル戦(エディオンアリーナ大阪)

【京口3判定0久田】

 スピードといい、パンチの切れといい、見応えのあるいい試合だった。私の採点もジャッジ同様、116対111とポイント差は出たが、数字以上に接戦の好試合だったと思う。

 アマ経験も豊富で天才の京口に対し、遅咲きで日本王座に就いた苦労人の久田にとっては、46戦目にして初めてつかんだビッグチャンス。序盤は明らかに挑戦者のペースだった。2回にアッパーで京口をぐらつかせ、バランスを大きく崩させた。若い京口の攻撃を見極めてのパンチだった。

 潮目が変わったのは6回。ジャッジ泣かせの接戦続きの中、京口のラウンドの取り方が一枚上だった。先に必ず手を出し、パンチを上下にうまく散らしてコンビネーションで差を見せた。だが、久田はその勝利への執念や頑張る姿で、最後までファンをリングにひき付けた。

 この階級には、WBCに拳四朗がいる。京口に引けを取らない天才ボクサーで、ファンは王座の統一戦を期待しているだろう。私もそうだ。ぜひ、実現させてほしい。(元WBC世界スーパーバンタム級王者、本紙評論家)

 

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