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【格闘技】

京口紘人2度目防衛!ダウン奪ったフック「覚えてない」…井上尚と300万円腕時計購入で発奮

2019年10月1日 23時8分

久田哲也を判定で下し、2度目の防衛に成功した京口紘人(七森祐也撮影)

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◇1日 WBAライトフライ級タイトル戦(エディオンアリーナ大阪)

 ボクシングのWBAライトフライ級タイトル戦が1日、エディオンアリーナ大阪で行われ、スーパー王者・京口紘人(25)=ワタナベ=が同級1位・久田哲也(34)=ハラダ=に判定3―0で勝ち同級2度目の防衛を果たした。2回に右ストレートを浴びてぐらつかされたが、中盤からペースを取り戻し9回には右アッパーから右フックのコンビネーションでダウンを奪って激闘を制した。京口はこれで14戦全勝(9KO)。久田は34勝(20KO)10敗2分けとなった

 王者のプライドが拳に乗った。右アッパーで挑戦者の顔を跳ね上げ、続く右フックで半ば強引にマットに倒す。

 9回、この試合唯一のダウンシーン。久田は立ち上がったが、主導権は完全に京口だ。9〜11回はジャッジ3者がそろって王者優位につけ、終わってみれば3〜7ポイント差の3―0判定勝ち。京口は、難敵との激戦を制した。

 「アッパーも入ってました? フックしか覚えてない。でも、少し練習していたパンチ。自然に出て良かった」

高級腕時計を着けて笑顔の京口

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 6月のV1後、京口は初めて自分に大きな“ご褒美”を買った。300万円する高級腕時計だ。きっかけは親交があり同い年のIBF・WBAバンタム級王者「モンスター」井上尚弥(大橋)。ミニマム級から2階級制覇し、世界戦はこれで6戦目で、もう名王者と言っていい状況に「そろそろ時計ぐらい買えば」と言われたという。「俺だけじゃ何なのでモンスターにも買わせました」と京口は照れたが、大商大カラーのオレンジが入る時計はお気に入りだ。

 「これで買いたい物はもうないかな」と京口。だが、物欲が満たされても満足しないのが名王者だ。久田戦が決まると、ハードワークに加えかつて軽量級で無敵を誇った元世界4階級制覇ローマン・ゴンザレス(ニカラグア、帝拳)の精密機械のような試合映像も見直しレベルアップした。

 その成果が表れた激戦だった。2回に右ストレートを効かされてグラつく場面もあったが、冷静さを失わずにジャブで体勢を立て直し、終盤はダウンシーンを含め力強さでリードした。

 「右を効かされたり、反省点が多かった。良かったのは勝ったこと。この試合内容で大きなことは言えないけど、来年は(WBA同級王者・拳四朗らとの)統一戦を含めてビッグマッチができれば」と、京口。勝利直後に先を見据える王者はまだまだ強くなる。(藤本敏和)

 

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