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御車山祭 お稚児さん 海王丸 改元 祝福いっぱい 各地で記念行事次々

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 皇太子さまが新天皇に即位され、「令和」へ改元される五月一日までわずかとなった。この時期に祭礼やイベントが集中する富山県内では、昭和天皇の崩御で自粛ムードが広がった三十年前とは打って変わって、さまざまな記念行事が計画されている。(武田寛史、山本真士)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産である「高岡御車山祭」は、宵(よい)祭が“平成最後の日”の四月三十日、本祭が“令和初日”の五月一日に、それぞれ開かれる。とやま観光推進機構(富山市)が初めてのガイドツアーを組むなど、注目度は高い。

 高岡市は新元号のスタンプと限定台紙を、高岡御車山会館と、令和ゆかりの万葉集の研究施設「万葉歴史館」に用意する。市観光交流課の長井剛志課長(46)は「市を代表する祭りが改元の日に行われるのは貴重。プレミアム感を出して誘客したい」と意欲を見せる。

 富山市八尾地域で三日にある「越中八尾曳山(ひきやま)祭」は、ちょうちんで飾った曳山六基を各町の中間地点にそろえ、改元と新天皇即位を祝う。例年は各町がそれぞれ曳山を引く時間帯で、今年だけの特別な行事だ。

 八尾地区自治振興会の田中久嗣(ひさつぐ)会長(71)は「少子化が進み、祭りの担い手が減っている。新しい時代に、町が持続的に発展していくよう祈りたい」と話す。

 高岡市で十五日に開かれる伏木曳山祭は、改元を祝う垂れ幕を用意。ちょうちん山車(やま)二基が正面からぶつかり合う「かっちゃ」の会場に掲げ、盛り上げる。

 「山・鉾(ほこ)・屋台行事」以外の祭礼も盛り上がる。高岡市の射水神社はこどもの日の五日に、新天皇即位を祝う稚児社参を計画。一九九〇年以来の「お稚児さん」とあって、「家族の記念日にしたい」などと申し込みが殺到している。松本正紀権禰宜(ごんねぎ)(36)は「奉祝と感謝の気持ちで参加し、思い出にしてほしい」と願う。

 各地の観光地では一日、記念イベントがめじろ押しだ。射水市の海王丸パークは、帆船「海王丸」で祝意を示す「満船飾(まんせんしょく)」を行う。船の通信に使う「国際信号旗」を船首やマスト、船尾に連ねる掲揚で、改元初日の実施は初めてという。

 砺波市で開かれている「2019となみチューリップフェア」は、令和にちなんだ花の飾りを正面入り口に置く。前日夜、突貫作業で展示を切り替える。高岡市の道の駅「万葉の里高岡」は日付にちなみ、祝い膳五十一食を限定販売する。高岡市の鋳造メーカー「能作」は令和の文字入りスズ製品の製作体験会を開く。

 

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