トップ > 富山 > NPO通信 > 記事

ここから本文

NPO通信

Nプロジェクトひと・みち・まち(3) 自転車活用 女性目線

自転車を活用したまちづくりのための現地調査の様子=高岡市で

写真

 Nプロは発足時に自転車を活用できるまちづくりを提言し、協働プロジェクトに取り組みました。それから十年がたち、昨年「自転車活用推進法」が施行され、今年六月には「自転車活用推進計画」が閣議決定されました。

 そして、今月から富山県でも自転車活用推進条例・推進計画を作るための会議が開かれることとなり、委員の依頼が来ました。

 これからは自動車だけに頼るのではなく、身近な移動アイテム「自転車」を使いこなしていく生活スタイルにシフトしていくことが求められています。それには、自転車にとっても安全な道路環境づくりや、交通ルール・システムづくりをしていくことが必要です。まさに「ひと」と「みち」、ソフトとハードを合わせた「まち」づくりです。

 いろいろな形の自転車を考案して活用すれば健康増進となり、環境負荷も減り、誰もが行動範囲を広げられます。体と五感を使える普段からの生活や道は、災害に強いまちづくりにもつながり、持続可能な社会に近づくでしょう。

 十年前はまだまだバイパスや高速道路など、大きな道路建設の話が主流でした。そんな中、女性が約百人集まってこれからのみちづくり・まちづくりをテーマに話し合うワークショップを開催しました。そこでは「これからは、新しい道路をつくるより、今ある道路を自転車や歩行者などが安心して使えるまちにしたい」という意見が一番多く出たのです。

 縦社会の中ではなかなか主流から外れた意見は出せませんが、女性たちは生活に根付いた視点で必要なものの本質を見つけていました。歴史を振り返ると、いま必要だと言われていることは十年前、三十年前、もっと以前から誰かが気付いて、発信や活動をしていたことが多いのです。

 Nプロは昨年、八十代の女性の人生を聞き取り「女性史BOOK」を作るプロジェクトも行いました。市民の生活や活動記録の必要性、歴史を知ることの重要性を感じます。

 持続可能な社会づくりへの突破口は、老若男女、国籍や立場の違う人たちがフラットに話し合い、これからの暮らしについて知恵や工夫を共に重ねていくことではないでしょうか。 (理事長 大坪久美子)

<団体情報>

団体名  Nプロジェクトひと・みち・まち

主な活動 女性の力を生かした「持続可能な地域づくり」に取り組んでいます。現在、多様な人が参画する「地域防災」推進に力を入れています。

住所   高岡市東下関6の15

会員数  約180人

電話番号 0766(23)1054 ・ 090(3765)1493

メールアドレス  npro@live.jp

ホームページ http://www.npo-npro.com

代表者  大坪久美子(理事長)

 =今回でNPO通信は終わります

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索