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とやま遺産

万葉情緒 現代に継承 高岡駅前・大伴家持像

高岡駅前に立つ大伴家持像=高岡市下関町で

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 新元号「令和」の典拠とされたことで脚光を浴びた現存する最古の和歌集「万葉集」。編さんしたとされる奈良時代の歌人大伴家持は越中国守だった。高岡市の高岡駅前に銅像「大伴家持と乙女」がある。

 高岡銅器の原型師で、仏師高村光雲とも親交があり、生涯に制作した原型は千体以上ともいわれる米治一(こめじいち)(一八九六〜一九八五年)が原型を制作した。

 家持が詠んだ「もののふの 八十娘子(やそおとめ)らが 汲(く)み乱(まが)ふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花」の情景が表現され、筆を手に歌を詠む家持と少女二人、堅香子の花が並ぶ。

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 市の調べでは家持像は市内に六カ所。高岡駅前のほか、二上山山頂(原型は米治一で、昔は駅前にあった)、伏木駅前、勝興寺前、市万葉歴史館、太田小学校。伏木駅前はポスト上に高さ約五十センチの像が立つ。市万葉歴史館には坂上大嬢(さかのうえのおおいらつめ)との夫婦像があり、万葉ロマンを現代に伝える。

 市文化創造課の寺井知恵(ともえ)課長は「市は万葉のふるさとづくりに長年取り組み、家持像の多さから市民が大伴家持や万葉集に親しんでいるのが分かる。歌碑も四十五カ所以上あり、まちなかアート散策や万葉歌碑めぐりのマップを手に万葉ゆかりの地を巡ってみては」とPRする。 (武田寛史)

 

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