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とやま遺産

江戸から昭和の網取り船「ドブネ」 氷見定置網漁支える

番匠光昭さんが2分の1サイズで復元したドブネ=氷見市中田で

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 江戸時代から昭和三十年代ごろまで氷見沖の定置網漁の網取り船として活躍した「ドブネ」。大きなもので全長十四〜十五メートルもあり、水揚げされたブリを九百〜千匹も積んだ。

 氷見市立博物館によると、ドブネは丸太をくりぬいてつくる部材「オモキ」を船底に組み込んだオモキ造りの木造船で、日本海側で使われた。他の地域では地引き網漁で使われたが、氷見や能登地方では定置網漁に使われたため、分厚く大型化した。エンジンを搭載しての動力化に適しておらず、昭和三十年代ごろから使われなくなった。

 氷見市北大町の船大工、番匠(ばんしょう)光昭さん(73)は、二〇一六〜一八年に二分の一サイズで復元。番匠さんは「氷見のドブネは水はけ良く、波が入らないように船首に板を六枚ほど重ねているのが特徴。復元できてうれしく思う」と話す。

 博物館は番匠さんの製造過程を文書や写真などで記録した。市立博物館学芸員の広瀬直樹さん(42)は「定置網漁をずっと支えてきたドブネを伝えていきたい」と語った。

 番匠さんが復元したドブネは、市文化財センターに保管されている。十一月二日午前九時〜午後四時に公開される。 (小寺香菜子)

 

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