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とやま遺産

白黒模様の道しるべ 黒部・生地鼻灯台

(右)日没後の最上部の明かり (左)一般公開される生地鼻灯台=いずれも黒部市生地で

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 青空に映える白黒ボーダー。最上部の展望スペースからは立山連峰や黒部の街並みを一望できる。富山湾に出入りする船舶の道しるべ。わき水「清水(しょうず)」の共同洗い場や、可動式の「生地中橋」に並ぶ、漁師町・生地の名所でもある。

 建物の高さは三〇・四メートル。県内の灯台では最も高い。一九五一年、富山湾の東口の標識として使われ始めた。通常の灯台は白一色で、白黒模様は北陸では珍しい。「背後に立山があるからです。雪が降ったとき、白色だと重なって見分けづらい」。管理している伏木海上保安部の山本康浩・交通課長(52)は、この場所ならではの理由を明かす。

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 日が落ちる前に明かりをともす。維持コストが安い発光ダイオード(LED)が増える中、昔ながらの電球を使う方式。特殊なレンズを水銀で浮上、回転させて、三十キロ以上先にいる航海者に温かな光を届ける。

 港が漁師の「家」なら、灯台は「玄関の明かり」。時を重ね、標識以上の存在になる。山本課長は「地域の観光資源になってほしい」と言う。年に数回、内部や展望スペースを一般公開している。次回は十一月二日。水平線へ伸びる光の筋を見てもらおうと、夜も開催する。 (山本真士)

 

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